米ガルフストリームパーク競馬場で現地2日に行われたG1フロリダダービー（3歳、ダート9ハロン）は、先頭から2馬身少々の位置で中間点を通過した2番人気のホワイトアバリオが直線半ばで先頭に立ち、3番人気チャージイットの追撃を振り切った（1馬身1/4差）。

　1番人気のシンプリフィケーションは2番手追走から直線入口で先頭に立つも伸び切れず、さらに1馬身差の3着まで。G2タンパベイダービーなど重賞連勝で4番人気のクラシックコーズウェイは、逃げるも第3コーナーでシンプリフィケーションに並ばれるとズルズル後退し、最下位の11着に惨敗した。

　ホワイトアバリオは今回と同じガルフストリームパーク競馬場のダート8.5ハロンで行われたG3ホーリーブルステークスから連勝で2度目の重賞制覇。当時は中団後方から追撃するシンプリフィケーションに4馬身半差をつけて完勝していた。

　ケンタッキーダービーへ向けた有数の前哨戦であるフロリダダービーは、2013年のオーブと2016年のナイキストがKYダービーも制覇。コロナ禍で変則日程の2020年はティズザローがベルモントステークスを勝ったほか、2019年のマキシマムセキュリティもKYダービーで1位入線（17着に降着）するなど、優勝馬が三冠戦線で続々と活躍している。