A.アッゼニ騎手が、欧州屈指の名ステイヤーであるストラディバリウスとのコンビ復活を喜んでいる。

　J＆T.ゴスデン厩舎の8歳馬ストラディバリウスは長年にわたってL.デットーリ騎手が主戦を務め、G1英ゴールドカップ3連覇などの実績を誇るが、今年6月のロイヤルアスコット開催では同レースで3着に敗れた。

　その後、蜜月関係だったデットーリ騎手とゴスデン厩舎の関係が冷え込み、ストラディバリウスもアッゼニ騎手への乗り替わりで現地26日のグッドウッドカップに臨むことが発表されていた。

　アッゼニ騎手がストラディバリウスに騎乗するのは、2018年7月にグッドウッドカップを制して以来4年ぶり。その前年のグッドウッドカップと英G2クイーンズヴァーズを含め、同騎手とストラディバリウスのコンビは3戦全勝の実績を残している。

　アッゼニ騎手は「また彼に乗れるなんて最高の機会だ」とコンビ復活を喜ぶコメント。「3歳と4歳で乗ったときはあまりやることがなかったんだ。ストラディバリウスは派手な馬ではなく、淡々と仕事をこなす馬だった」と当時を振り返りつつ、「彼はずっとしっかりしている。あの年齢で充実した馬体を維持しているのは信じられないことだ」と健在を確信し、「私たちがこれまで見てきたストラディバリウスをまた見られることを願っている」と語った。