2000ギニー馬対決の英G1セントジェームズパレスS、ボウエコーが再びグスタードを下す
2026年06月17日 13:35
英G1セントジェームズパレスステークス(3歳牡馬、芝8ハロン)が現地16日にアスコット競馬場で行われ、1番人気の英2000ギニー馬ボウエコーが2番人気の愛2000ギニー馬グスタードとの追いくらべを短アタマ差で制した。
6頭立てのレースはグスタードの僚馬プエルトリコ(4番人気)がペースを作り、被せるように5番人気のパワーブルー、1馬身少々の差で上がり馬の3番人気トークオブニューヨークが追走。背後の内をグスタード、外をボウエコーが固めて最終コーナーを回り、直線には内ラチラチ沿いからグスタード、5頭分外からボウエコーで入った。
各馬が追い出される中で、手応え絶好のボウエコーは残り2ハロンを切ってから満を持してスパート。その様子から圧勝も予想されたが、内で食い下がるトークオブニューヨークとグスタードも止まらない。ボウエコーは最後の100ヤードで首ひとつほど出ると、差し返しにくるグスタードをわずかに抑え込み、さらに1馬身3/4差の3着にトークオブニューヨークで決着した。
G.ボーウィー調教師が管理するナイトオブサンダー産駒のボウエコーは、前走の英2000ギニーに続く2度目のG1制覇(重賞3勝目)。昨年8月のデビューから無傷の5連勝とした。
英競馬メディア『attheraces.com』などは、無敗の英2000ギニー馬がセントジェームズパレスSを制したのはフランケル以来というデータに触れ、2000ギニーを圧勝後のセントジェームズパレスSが辛勝で、その相手がA.オブライエン厩舎の馬だったことなど共通点を列挙。ボーウィー師はまず「最後の1ハロンでは気分上々だったが、そこからライアン(ムーア騎手=グスタード)が巻き返してきた。エイダン(オブライエン師)はいつも彼の馬はもっと距離がもつと言っていたから、2着馬の今日の頑張りは大したものだね」とライバル陣営に敬意を表した。
その上で今回がボウエコーにとって初めての本格的な戦いになったとして「ビリー(ロックネイン騎手)自身も言うように先頭に立つのが早すぎたと思う」「あの馬が巻き返してきて、彼は受けて立つ必要があった。でも、たくさんのものを得た」「今日の粘りには感心したし、素晴らしい瞬発力で先頭に立った」「彼は我々が望む全てをやり遂げた」と評価し、次戦の候補にサセックスステークスを挙げている。
また、惜敗したグスタードのオブライエン師も次戦をサセックスSと示唆した。
