米G1パシフィッククラシックのフィンガーは早々に脱落で惨敗、ナイツブリッジが快勝
2026年08月23日 15:02
米G1パシフィッククラシック(3歳以上、ダート10ハロン)が現地22日にデルマー競馬場で行われ、今年の3歳ダート二冠を制したフィンガーが出走。3番人気に推されたもののハイペースに持ち味の先行力が通用せず、第3コーナーを迎える前に早くも脱落して最下位の11着に惨敗した。
レースは5番人気フルセラーノの外に1番人気のナイツブリッジが並んで隊列を率いる形となり、半マイルを45秒45のハイペースで通過。逃げ切りで二冠を制したフィンガーはダッシュがつかず、向正面では両馬から5馬身ほどの8番手を追走するも、第3コーナー手前からのペースアップで早くも一杯に。最終コーナーを迎える前に馬群から1頭だけ大きく遅れて最下位に沈んだ。
先頭の2頭はお互い譲らず後続を離しながら飛ばしたが、直線入口でフルセラーノが苦しくなりナイツブリッジが抜け出す。ナイツブリッジは直線半ばで3馬身から4馬身とリードを広げ、最後方の11番手から追い込んだ6番人気オリジナルシンに6馬身1/4差をつけて快勝。さらに1馬身1/4差でフルセラーノが3着に粘り込み、2番人気のヒットショーはフィンガーと同じような位置から5着までだった。
ナイツブリッジはW.モット調教師が管理するナイキスト産駒の5歳牡馬で待望のG1初制覇。昨年末に7ハロンのG3ミスタープロスペクターステークスで初タイトルを獲得してから重賞を3連勝するも、G1初挑戦のチャーチルダウンズステークスではテーオーエルビスの6着、続くメトロポリタンハンデキャップでもナイソスに4馬身差の2着とG1では完敗が続いていた。
競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によるとモット師は「本当に強かった」「向正面ではちょっと速いのではないかと思っていた。45秒2、3で行っていたし、1マイル1/4(10ハロン)としては緩みがないからね。速かったけど、彼はお釣りを残していたんだ」と会心の勝利を喜んだ。
また、鞍上のJ.アルバラード騎手は「彼はスキップしているみたいだった。直線に向かって仕掛けたら最高の反応がありそうだったんだ。気持ちが伝わってきたよ。追い出したら勢いが凄くて止めることすらできなかった。彼は才能に満ちた馬だね」と、まだ余裕があったことをうかがわせている。
