ドバイワールドカップ
2022/3/27(日) 01:30発走 メイダン競馬場
性齢 | 牡7 |
---|---|
父 | キングカメハメハ |
母 | チュウワブロッサム |
母の父 | デュランダル |
調教師 | 大久保龍志 |
サウジCでの惨敗を受けてドバイWCへ転戦した昨年は、まさに起死回生というべき快走を披露した。スタートを決めて4番手に取りつき、眼前のミスティックガイドを徹底マーク。最終コーナーで広げられた差を最後まで挽回することはできなかったが、しぶとく食い下がって2着を確保した。日本調教馬はオールウェザー開催の2011年にワンツーフィニッシュを記録しているが、ダート開催での連対は2001年以来、20年ぶりの快挙だった。
それから帰国後は多くのダート王と同じように帝王賞で復帰。しかし、ドバイで見せたような行きっぷりがなく勝負所での不利も重なり6着と、国内で初めて掲示板をはずしてしまった。レース後には骨折が判明して休養を余儀なくされたものの、幸い軽症でJBCクラシックから復帰すると3着で形を作り、続くチャンピオンズCでも2着と前進した。結果的に2021年は未勝利に終わったが、ドバイと年末の大一番での2着によって面目を保ったといえるだろう。
この遠征に向けては川崎記念を前哨戦に選び、肩越しの見せムチだけで4馬身差の圧勝。1年2か月ぶりの白星で復活を印象づけている。昨年はサウジCでの惨敗後で不安を抱えながらのドバイ入りだったが、今年は2度目で慣れが見込める上に直前の勝利で自信を持っての遠征と臨戦過程に曇りはない。あとは一つ、残してきた着順を上げるだけだ。