ダート1200mで行われるUAEのダートスプリント王決定戦、ドバイゴールデンシャヒーン。 最も勝利数が多いのが5番ゲート、7番ゲートの2回。連対率、3着内率にまで広げると1番ゲート、2番ゲート、12番ゲート、13番ゲートが好成績を収めており内外ゲートの相性が良い。2017年、18年に連覇したマインドユアビスケッツは17年優勝時は14番ゲート、18年優勝時は1番ゲートと内外両方のゲートで勝利を経験している。 7歳以上が最も勝利数が多く4回、次いで5歳の3勝、4歳の2勝と続く。日本から参戦するレッドルゼルは今年7歳となるが果たしてどうか?3着内率に広げると5歳が33.3%、6歳が28.6%、7歳が25.8%と高い年齢のほうが好成績を収めている。ちなみに3歳馬も出走可能だが、馬券圏内に好走したことはない。 過去10年全て牡馬・セン馬が優勝。牝馬は出走の経験自体がなかったが、昨年は日本からチェーンオブラブが出走し4着と健闘した。 過去10年の単勝オッズ別成績。単勝10倍未満の馬が勝率、連対率、3着内率ともに優れているが、同時に単勝50倍以上の馬も勝利している。一昨年は106.5倍のゼンデンが昨年は60.7倍のスイッツァランドが快勝。人気薄の馬にも注意しておく必要があるだろう。 ※リヤドダートスプリント(沙・G3)は2020年まで国際格付けなし。 ※クイーンズシルバージュビリーカップ(香・G1)は2014年まで香港G1、2015年からG1。 過去10年で最も勝利を挙げているのがアメリカの5勝。連対率、3着内率も優秀で見過ごすことはできない。有力馬に数えられているガナイトもアメリカから参戦する。次いで、地元のUAEが3勝。他は、香港、バーレーンと様々な国から勝馬を輩出しているのが特徴だ。
過去10年のデータより、ドバイゴールデンシャヒーンの出走馬レーティング、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。
表2:ゲート番別成績表
ゲート番
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
1
1
1
1
7
10%
20%
30%
2
1
2
1
6
10%
30%
40%
3
0
1
0
9
0%
10%
10%
4
1
0
1
8
10%
10%
20%
5
2
0
0
8
20%
20%
20%
6
1
1
1
7
10%
20%
30%
7
2
0
1
7
20%
20%
30%
8
0
1
0
8
0%
11.1%
11.1%
9
0
0
2
7
0%
0%
22.2%
10
0
0
0
8
0%
0%
0%
11
0
0
1
6
0%
0%
14.3%
12
0
3
1
3
0%
42.9%
57.1%
13
1
1
1
3
16.7%
33.3%
50%
14
1
0
0
1
50%
50%
50%
表3:年齢別成績表
年齢
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
3歳
0
0
0
3
0%
0%
0%
4歳
2
2
1
20
8%
16%
20%
5歳
3
3
3
23
9.4%
18.8%
28.1%
6歳
1
4
4
21
3.3%
16.7%
30%
7歳以上
4
1
2
21
14.3%
17.9%
25%
表4:性別成績表
性別
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
牡馬・セン馬
10
10
10
87
8.5%
17.1%
25.6%
牝馬
0
0
0
1
0%
0%
0%
表5:単勝オッズ別成績表
勝率
連対率
3着内率
10倍未満
16.3%
30.2%
44.2%
10倍~29.9倍
2.6%
7.7%
15.4%
30~49.9倍
0%
5%
5%
50~99.9倍
10%
20%
30%
100倍以上
16.7%
16.7%
16.7%
※2017年以降はJRAオッズ、それ以前は現地オッズ。表6:前走レース別成績表
ドバイゴールデンシャヒーンにおける成績
前走レース
1着
2着
3着
マハブアルシマール(UAE・G3)
3
3
4
条件戦
2
2
1
ガルフストリームパークスプリントステークス(米・G3)
1
1
0
パロスヴァーディスステークス(米・G2)
1
0
1
チェアマンズスプリントプライズ(香・G1)
1
0
0
リヤドダートスプリント(沙・G3)※
1
0
0
ペリカンステークス(米・L)
1
0
0
フェブラリーステークス(日・G1)
0
2
0
根岸ステークス(日・G3)
0
1
0
ハンデ戦
0
1
0
ブリーダーズカップスプリント(米・G1)
0
0
1
マリブステークス(米・G1)
0
0
1
クイーンズシルバージュビリーカップ(香・G1)※
0
0
1
ジェベルアリスプリント(UAE・L)
0
0
1
過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。ドバイゴールデンシャヒーンの前哨戦として知られるマハブアルシマール(G3)組が好走している。今年はサウンドマネーがこのレースを制し本番に臨む。その他は様々だが、このレースではアメリカ馬が好成績を収めているため、アメリカのレースが多い傾向だ。表7:調教国別成績表
調教国
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
アメリカ
5
2
3
18
17.9%
25.0%
35.7%
UAE
3
1
4
33
7.3%
9.8%
19.5%
香港
1
2
2
9
7.1%
21.4%
35.7%
バーレーン
1
0
1
5
14.3%
14.3%
28.6%
日本
0
3
0
7
0%
30%
30%
アイルランド
0
1
0
7
0%
12.5%
12.5%
シンガポール
0
1
0
1
0%
50%
50%
イギリス
0
0
0
5
0%
0%
0%
オーストラリア
0
0
0
1
0%
0%
0%
フランス
0
0
0
1
0%
0%
0%
南アフリカ
0
0
0
1
0%
0%
0%
注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。
注:S.ビン・スルール調教師とC.アップルビー調教師はUAEで集計。
注:2020年は中止。