性齢 | 牡6 |
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父 | American Pharoah |
母 | Mary's Follies |
母の父 | More Than Ready |
調教師 | 堀宣行 |
昨年は史上2頭目となるフェブラリーS連覇を達成し、JRA賞最優秀ダートホースに輝いたカフェファラオ。デビュー3連勝でユニコーンSを制すなど早くからダート戦線をリードしてきたが、東京競馬場のダート1600mとその他の条件では成績の落差が大きく、王者と呼ぶには物足りない面を引きずっていた。
主に手綱を任されてきたC.ルメール騎手や福永祐一騎手(現調教師)のコメントを総合すると、ダートの深さ(重さ)やゲートからコーナーまで長いコース形状といった物理的な適性、繊細な精神面など様々な難しさがあるようで、陣営も馬具の工夫や芝の重賞も試してみたものの、なかなか答えを得られない現状があった。
しかし、昨秋のマイルCS南部杯では交流重賞3戦目にして初勝利。さらに、3連覇の偉業も狙えたフェブラリーSではなく、前走のサウジC挑戦を選択して3着と、ここに来て3歳時以来の連続入着を果たしている。その2戦とも東京競馬場のダート1600mとコース形状が似ており、前者は脚抜きの良い馬場状態、後者のダートも日本ほど重くなく、カフェファラオ向きの舞台設定という共通点があった。
それを踏まえると、ドバイWCのコースは直近2戦と反する条件になるが、J.モレイラ騎手の継続騎乗は心強い。テン乗りで即座に結果を出したサウジCはさすがの腕前。二度目の騎乗で新たな一面を引き出してくれることもあるだろう。