ドバイワールドカップ 2023/3/26(日) 01:35発走 メイダン競馬場

沿革HISTORY

ドバイワールドカップ(G1)
2023年3月26日 (日) 01:35[現地時間 2023年3月25日 (土) 20:35]
UAE メイダン競馬場
ダート左2000m
負担重量:4歳以上=牡・セン馬 57kg、牝馬 55kg 南半球産3歳=牡・セン馬 54kg、牝馬52kg

賞金総額:1200万米ドル(約16億2000万円)
1着賞金:696万米ドル(約9億3960万円)
※1米ドル=135円で換算



賞金総額1200万米ドルは前年と変わらないものの、同期比で20円ほど進んだ円安の影響により、円換算では総額が約2億円、1着賞金は約1億1800万円も増えている。2着賞金の240万米ドルで約3億2400万円、3着の120万米ドルでも高松宮記念の優勝賞金に匹敵する約1億6200万円に達する。

10月下旬から4月上旬の半年間を稼働期とするUAEの競馬において、ドバイWCデーはシーズンのクライマックスに設けられた一大イベントであり、そのメインレースであるドバイWCはUAEの競馬の象徴。1996年に創設されたこのレースには、当時の日本最強馬ライブリマウントも参戦した。記念すべき一戦は北米の歴代賞金王(当時)となるシガーがソウルオブザマターとの一騎打ちを制したが、シガーの招へいに成功し、結果も伴ったことがイベントの権威づけと発展の礎になったと評されている。

G1の格付けを受けた1998年以降ではアメリカ勢が7勝、地元のUAE勢が5勝と2009年までほぼ互角の関係だった。しかし、ナドアルシバ競馬場の閉鎖により2010年にメイダン競馬場のオールウェザー(AW)コースに施行条件が変更されると、アメリカ勢が不振に陥って2014年には遠征が途絶える事態に。これを受けて2015年に走路がダートに戻され、再びアメリカ勢とUAE勢の2強時代に回帰した。

なお、第2回の1997年は現地の大雨により当初の3月29日から4月3日に開催が順延され、2020年は新型コロナウイルスの世界的流行によりアンダーカードを含む開催そのものが中止となった。

日本調教馬はAW施行の2011年にヴィクトワールピサが初制覇し、2着のトランセンドと共にワンツーフィニッシュ。ダート施行ではトゥザヴィクトリー(2001年)とチュウワウィザード(2021年)の2着が最高で、チュウワウィザードは2022年も3着に善戦した。