性齢 | 牡4 |
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父 | ドレフォン |
母 | アロマティコ |
母の父 | キングカメハメハ |
調教師 | 木村哲也 |
昨年の皐月賞は4着馬までの平均値で算出されるレースレーティングでJRAの年間最高を記録。ジオグリフが負かした相手は後に大活躍し、2着のイクイノックスが年度代表馬となったのを筆頭に、3着のドウデュースはダービー制覇、4着のダノンベルーガも天皇賞(秋)での3着をはじめG1戦線で上位争いを演じ続けた。しかし、最もハイレベルなレースを制したことになるジオグリフといえば、ダービー、天皇賞(秋)と完敗が続き、皐月賞と似た条件の香港Cも直線で窮屈なまま6着。華々しく活躍する同期生たちとは対照的に尻すぼみでシーズンを終えた。
そうした中で迎えた前走のサウジCは、現状打破という視点において十分といえる内容を残せたのではないか。レースでは初のダートも問題にせず、パンサラッサをピタリとマークする積極策。終盤に突き放され、カフェファラオとの競り合いにも屈して4着でのゴールとなったものの、その相手はフェブラリーSを連覇した国内屈指のダートホース。パンサラッサもカフェファラオも完成の域に達している古馬なのに対し、ジオグリフは明け4歳の早春と発展途上で伸びしろもまだまだある。いきなり片鱗を見せたように、これをきっかけに父ドレフォン譲りのダート適性が開花していく可能性も少なからずあり、ドバイWCで一層の進化を見せてくれるか楽しみにしたい。