香港マイル

Hong Kong Mile

2018/12/9(日) 16:55発走

シャティン競馬場

ビートザバンク

ビートザバンク
性齢 セ4
Paco Boy
Tiana
母の父 Diktat
調教師 A.ボールディング

亡きオーナーに鎮魂の勝利を捧げることができるか。ビートザバンクにとって香港マイルは弔い合戦となる。同馬はサッカーの英プレミアリーグでレスターを所有し、10月にヘリコプターの墜落事故により急逝したタイ人のウィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏が、キングパワーレーシングの名義で走らせていた愛馬。英スプリントG1戦線で今秋に台頭したドンファントライアンファントやイフラージ産駒の2歳馬フォックスシンジなど、60頭近い所有馬の出世頭になる。最も多くを託しているのがA.ボールディング調教師で、ウィチャイ氏が生前に熱望していたという香港遠征を実現した。

早々に高いレベルで能力を発揮しはじめたビートザバンクだが、欧州での現在地はG2以上、G1未満といったところ。デビュー5戦目の3歳8月に英G3で重賞初制覇を飾ってからは、4歳10月の前走までG1とG2を主戦場にしてきた。その内訳は8戦3勝、G2で全勝、G1で全敗というもの。戦績的にはG1の壁に当たっているが、英国で好天が続いた今夏のクイーンアンSとサセックスSでは勝ち馬から2馬身前後に善戦しており、シャティン競馬場で良馬場に恵まれれば、オーナーが背中を押してくれるかもしれない。

ビートザバンクの競馬データ