香港ヴァーズ

Hong Kong Vase

2018/12/9(日) 15:00発走

シャティン競馬場

リスグラシュー

リスグラシュー
性齢 牝4
ハーツクライ
リリサイド
母の父 American Post
調教師 矢作芳人

昨年の香港クイーンエリザベス2世Cでは、ネオリアリズム(牡7歳、堀厩舎)を鮮やかな手綱捌きで勝利に導いたJ.モレイラ騎手。11月に行われたエリザベス女王杯では、G1で惜敗を続けてきたリスグラシューの鞍上を任されると、日本でも再びマジックを披露した。強烈な末脚を引き出して念願のG1タイトルをプレゼントし、その手腕に日本の競馬ファンや関係者は感嘆するしかなかった。その“マジックマン”とのコンビが香港ヴァーズでも継続することは、リスグラシューにとって何よりの朗報だ。

鞍上の手腕に注目が集まりがちだが、リスグラシュー自身も力をつけていることは間違いない。3歳の昨年は6戦全てが牝馬限定戦で、2000mを超えるオークス(2400m)とエリザベス女王杯(2200m)の2戦で3着以内に入れなかった。しかし、4歳を迎えた今年は初戦の東京新聞杯で久々に牡馬と対戦すると、馬群から鋭く1馬身抜け出す完勝劇。そして、エリザベス女王杯では距離の壁も優に越えた。

牡馬、距離、そしてG1と必要なピースを埋めて迎える香港ヴァーズは、5着に敗れたオークス以来の2400mで世界の強敵たちが相手。成長し続けた1年の真価を問われる一戦となる。

リスグラシューの競馬データ