香港ヴァーズ

Hong Kong Vase

2018/12/9(日) 15:00発走

シャティン競馬場

ヴァルトガイスト

ヴァルトガイスト
性齢 牡4
Galileo
Waldlerche
母の父 Monsun
調教師 A.ファーブル

G1昇格後の7勝を含め、香港ヴァーズで最多勝利数を誇るのがフランス調教馬。その中でも2014年にフリントシャーを擁して勝利を挙げるなど、2012年から昨年までの6年間で1勝、2着2回、3着1回と、送り込んだ管理馬を全て3着以内に好走させ、近年とりわけ顕著な実績を築いているのがA.ファーブル調教師だ。今年はフォワ賞でクリンチャーらを一刀両断に差し切り、日本の競馬ファンにも鮮烈な記憶を刻みつけたヴァルトガイストで、通算3勝目(初勝利は1999年のボルジア)を狙う。

フォワ賞後のヴァルトガイストは凱旋門賞で打倒エネイブルの急先鋒に期待されるも、フォワ賞のように伸び伸びと末脚を解き放つことができず、馬群の中から窮屈な追撃となって悔いの残る4着。巻き返しを期したBCターフでは、前日までの大雨によって発表(稍重)以上に悪化した馬場に苦しめられて5着と苦杯を舐めた。

フォワ賞直後にファーブル師がジャパンC参戦を示唆し、消化不良の凱旋門賞でさえエネイブルから2馬身圏内でゴールするなど、どちらかと言えば堅いくらいの良馬場が合っているタイプ。サンクルー大賞後にひと息入れ、フォワ賞から凱旋門賞、BCターフを経て香港ヴァーズに至る臨戦過程はフリントシャーで結果を出しており、名伯楽としても負けられない気持ちではないか。

ヴァルトガイストの競馬データ