香港カップ

Hong Kong Cup

2019/12/8(日) 17:15発走※出走日時は日本時間

シャティン競馬場

日本馬挑戦の歴史

初期の攻勢から14年の空白を経て、再び存在感を発揮しはじめた日本調教馬

1993年の門戸開放を受けてさっそくナリタチカラが遠征して以来、日本調教馬と香港カップとの関係は四半世紀に及ぶ。その年月の中で挙げた5勝は香港国際競走4レースの中で最多。高額な賞金や中距離戦の価値向上、古馬最高峰の天皇賞・秋から適度なレース間隔も相まって、近年は日本の超一流クラスにとって不可欠な目標になりつつある。

日本調教馬として初勝利を挙げたフジヤマケンザン(1995年)や、それに続いたミッドナイトベット(1998年)は、国内のG1レースでは一歩及ばずG2勝ちまで。しかし、当時の香港国際カップ(現在の香港カップ)はG2で、その実力を国際舞台で遺憾なく発揮した。

香港Cが1999年に国際G1へ昇格してから初めて挑んだのは2001年のアグネスデジタル。直前の天皇賞(秋)を含む国内の芝とダートでG1レース3勝という、フジヤマケンザンやミッドナイトベットとの比較で格上の存在だった。現地でも2番人気の高い評価を集めたアグネスデジタルは、不利な外枠を克服して1番人気トゥブーグを撃破。日本調教馬は初参戦から計6頭、延べ7戦(他に取り消し1頭)で3勝と抜群の実績を築き上げた。

しかし、この勝利を境に日本からの遠征馬は14年も勝利から遠ざかることになる。この間には同舞台のクイーンエリザベス2世カップを連覇し、香港競馬史にその名を刻むエイシンプレストン、半年余り前のG1シンガポール航空国際カップ勝ちで海外実績のあるシャドウゲイト、3か月後にはドバイでG1初制覇を飾り、年度代表馬にまで上り詰めるアドマイヤムーンらの強豪も遠征した。しかし、G1昇格により香港Cの世界的地位が向上していく中で、アドマイヤムーンとトウケイヘイローによる2着2回が最高と足踏みを続けた。

待望の4勝目は2015年のエイシンヒカリによってもたらされた。持ち味のスピードを序盤から全開にすると、ペースを弛めずに飛ばし続けてライバルたちの追撃を封じ、レースレコードを叩き出して文句なしの完勝。ハイペースに導かれたヌーヴォレコルトが2着に追い込み、14年ぶりの美酒はワンツーフィニッシュの派手なものとなった。続く2016年もエイシンプレストンに匹敵する実績を香港で築き上げていたモーリスが3馬身差の圧勝。2018年にはディアドラが2着に食い込むなど、近年は日本調教馬が再び攻勢を強めている。

馬名 性齢 着順 騎手 調教師
2018 ディアドラ 牝4 2 C.ルメール 橋田満
サングレーザー 牡4 4 J.モレイラ 浅見秀一
ステファノス 牡7 9 W.ビュイック 藤原英昭
2017 ネオリアリズム 牡6 3 J.モレイラ 堀宣行
ステファノス 牡6 4 H.ボウマン 藤原英昭
スマートレイアー 牝7 5 武豊 大久保龍志
2016 モーリス 牡5 1 R.ムーア 堀宣行
ステファノス 牡5 3 C.スミヨン 藤原英昭
ラブリーデイ 牡6 4 H.ボウマン 池江泰寿
クイーンズリング 牝4 9 M.デムーロ 吉村圭司
エイシンヒカリ 牡5 10 武豊 坂口正則
2015 エイシンヒカリ 牡4 1 武豊 坂口正則
ヌーヴォレコルト 牝4 2 R.ムーア 斎藤誠
ステファノス 牡4 10 戸崎圭太 藤原英昭
サトノアラジン 牡4 11 J.マクドナルド 池江泰寿
2014 アルキメデス 牡5 7 岩田康誠 藤原英昭
2013 トウケイヘイロー 牡4 2 武豊 清水久詞
2009 クィーンスプマンテ 牝5 10 田中博康 小島茂之
2007 シャドウゲイト 牡5 5 田中勝春 加藤征弘
2006 アドマイヤムーン 牡3 2 武豊 松田博資
ディアデラノビア 牝4 7 福永祐一 角居勝彦
2004 ダンスインザムード 牝3 13 O.ペリエ 藤沢和雄
2003 エイシンプレストン 牡6 7 福永祐一 北橋修二
マグナーテン セ7 13 K.デザーモ 藤沢和雄
2002 エイシンプレストン 牡5 5 福永祐一 北橋修二
2001 アグネスデジタル 牡4 1 四位洋文 白井寿昭
1999 エアジハード 牡4 取消   伊藤正徳
1998 ミッドナイトベット 牡4 1 河内洋 長浜博之
1997 サイレンススズカ 牡3 5 武豊 橋田満
1996 シーズグレイス 牝3 9 福永祐一 森秀行
1995 フジヤマケンザン 牡7 1 蛯名正義 森秀行
1994 フジヤマケンザン 牡6 4 蛯名正義 森秀行
1993 ナリタチカラ 牡5 7 武豊 大久保正陽