沿革HISTORY

香港スプリント(G1)
2020年12月13日 (日) 15:40[現地時間 2020年12月13日 (日) 14:40]
香港 シャティン競馬場
芝右1200m 3歳以上
負担重量:牡・セン馬 57kg、牝馬 55.25kg(南半球産3歳は各4kg減)

賞金総額:2200万香港ドル(約2億9700万円)
1着賞金:1254万香港ドル(約1億6929万円)
※1香港ドル=14円で換算



昨年まで日本のスプリンターズステークス、高松宮記念(総額2億8180万円、1着1億3000万円)と同規模の賞金だったが、今年から総賞金が200万香港ドル(約2700万円)、1着賞金も114万香港ドル(約1539万円)増額された。

香港国際競走の4レースで最も遅い1999年に創設され、国際G3、国際G2と1年ごとに昇格。創設4年目の2002年に早くも国際G1に格付けされた。2006年には直線1000mからコーナーありの1200mに条件変更となり、これによって400m刻みで施行される香港国際競走4レースのプログラムが整った。

創設こそ他の3レースに遅れたものの、その歴史は地元馬の活躍で彩られている。2002年のG1昇格から8連勝するなど、2019年までの18回中15勝と外国調教馬につけ入る隙を与えていない。海外からの遠征馬はG3およびG2時と合わせても計5勝止まり。そのうちの2勝は日本調教馬によるものだが、2012年と2013年に連覇したロードカナロア以外の日本調教馬は、ストレイトガールの3着が目立つ程度と苦戦を続けている。

G1昇格後の連覇はロードカナロアとサイレントウィットネス(2003、2004年)、ミスタースタニング(2017、2018年)の3頭。セイクリッドキングダム(2007年、2009年)とエアロヴェロシティ(2014年、2016年)も2勝しており、いわゆるリピーターの強さが目立っている。

なお、2013年にロードカナロアが2着馬につけた5馬身差はレース史上最大着差となった。