香港スプリント2020/12/13(日) 15:40発走 シャティン競馬場
性齢 | セ7 |
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父 | Denman |
母 | De Chorus |
母の父 | Unbridleds Song |
調教師 | J.サイズ |
ハイレベルかつ群雄割拠の香港短距離戦線が、新シーズンを迎えて混迷の度合いを増している。昨年の香港スプリント上位馬のうち、勝ち馬のビートザクロックが今年11月に引退を発表。3着のエセロは鼻出血の影響で休養が長引き、4着で2017年と2018年には連覇のミスタースタニング、両年で2着のディービーピンも昨シーズン限りで現役を退いている。そうした流れを受け、昨年2着のホットキングプローンが今年の優勝候補に浮上した。
一昨年のシーズンに重賞3連勝を飾って台頭。前哨戦のジョッキークラブスプリントを勝ち、2018年の香港スプリントは日本と香港の双方で1番人気に推された。しかし、序盤から競り込まれて初挑戦のG1は9着の苦い結果に終わり、その後は疝痛による手術で後半戦を棒に振った。ようやく復帰なったのは昨年のジョッキークラブスプリント(2着)で、香港スプリントはどうにか間に合わせた格好。続くセンテナリースプリントC、クイーンズシルバージュビリーCとG1で連続3着に善戦するなど、あらためて地力の高さを証明したものの重賞未勝利に終わった。
今季は10月の始動戦を勝ち馬より6kgも重いハンデで4着にまとめると、2戦目の前走はジョッキークラブスプリントで2年ぶりの重賞勝ちを飾った。順調に段階を踏み、復活の狼煙を上げて臨む今回、昨年以上の評価が必要なことは明らかだ。