注目馬NOTABLE HORSE

クラシックレジェンド

性齢 セ6
Not A Single Doubt
Pinocchio
母の父 Encosta De Lago
調教師 C.ファウンズ

路線をけん引してきた強豪たちが相次いで現役を退き、ニュースターの誕生が待たれる香港のスプリント戦線に、思わぬ所から候補が名乗りを挙げた。それもとびっきりの──。

クラシックレジェンドは2か月前まで豪州で活躍していた。ここまでG1勝ちの実績はないものの、現地ラストランでは重賞未格付けながら芝レースとして世界最高賞金のジ・エベレストを制覇。昨季の豪年度代表馬ネイチャーストリップをはじめ、7頭のG1ホースを相手に後方から桁違いの末脚を炸裂させて突き抜け、2着馬にスプリント戦では決定的な2.5馬身差をつけた。その勝利により得たレーティング125は短距離カテゴリーで世界首位タイ。G1のタイトルこそなくとも実力は折り紙つきだ。

この香港スプリントでも当然、優勝候補の筆頭となる。しかし、今回ばかりは簡単に行かないかもしれない。ジ・エベレスト後は現地で3週間の検疫に入り、その間は軽い乗り運動しかできなかった。11月9日の香港到着後にも3日間の着地検疫があり、それを経てようやく調教を再開。12月1日のバリアトライアル(実戦形式の調教)の時点でC.ファウンズ調教師は出走を保留し、1週後の8日まで様子を見てからゴーサインを出している。現役最強スプリンターの香港デビューがいかなる結果となるか、まずは期待とともに見守りたい。