性齢 | セ7 |
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父 | All Too Hard |
母 | Mihiri |
母の父 | More Than Ready |
調教師 | J.リチャーズ |
昨年は内で包まれるラッキースワイネスを横目に、馬群の大外からスムーズに末脚を伸ばして香港スプリントを制したウェリントン。恵まれた面があったのは確かで、下半期の戦いではラッキースワイネスの反撃にあうなど、ここまで丸1年も勝利から遠ざかることになった。とはいえ、チェアマンズスプリントプライズ連覇などで2021/2022シーズンには最優秀スプリンターに選ばれた実力者。ナンバー2の地位は保っており、今回は連覇での王座奪回を狙う。
香港スプリント後はセンテナリースプリントCでラッキースワイネスから1馬身1/2差の2着に敗れ、続くクイーンズシルバージュビリーCは1400mもあり4馬身1/4差まで広げられた。次戦のスプリントCでは初めてライバルの前に位置を取り、1馬身差(2着)まで巻き返したものの、再び背後でマークしたチェアマンズスプリントプライズは4馬身1/2差と突き放されて完敗。3連覇を逃すとともに直接対決4連敗で軍門に下ると、英ロイヤルアスコット遠征も出遅れて10着と結果を残せなかった。
その後、R.ギブソン調教師の引退に伴いJ.リチャーズ厩舎に移籍。今季に向けて心機一転が図られた。始動戦の前走、ジョッキークラブスプリントでは叩き3戦目のライバルに1馬身差と食い下がり、過去2年の7着、6着と比較して着順(3着)も改善している。ニュージーランドで一時代を築いた伯楽の手によって変わり身を見せる余地はあり、叩き2戦目に注目が集まる。