性齢 | 牡3 |
---|---|
父 | リアルスティール |
母 | トウカイライフ |
母の父 | トウカイテイオー |
調教師 | 田中博康 |
HERO IS COMING──時代はいつもニュースターの誕生を待ち望むもの。世界王者イクイノックスの引退が発表され、次代へとバトンがリレーされる2024年に、主役の座を射止めるのはレーベンスティールかもしれない。父はリアルスティールだが、母の父トウカイテイオーを彷彿とさせるグッドルッキングぶりが注目を浴び、すでにスター性は十分。飛躍の時を待つばかりとなっている。
デビュー戦では2着に敗れるも後の皐月賞馬ソールオリエンスとクビ差の接戦を演じ、3着馬には5馬身差をつけて2戦目に3馬身半差で順当勝ち。単勝1.6倍に推された明け3歳初戦は不良馬場でアタマ差の2着と取りこぼしたが、3着馬を7馬身離して4戦目には5馬身差での2勝目と、敗れたケースを含めて次位には明確な差をつけてきた。重賞初挑戦のラジオNIKKEI賞では小回りコースの開幕週で外枠が影響し、猛追及ばず3着と初めて連逸したが、半馬身少々まで追い詰めた1着のエルトンバローズは毎日王冠でソングラインら古馬のG1ホースを撃破。レーベンスティール自身もセントライト記念でソールオリエンスに雪辱し、重賞初制覇を飾るとともにG1級の実力を裏づけている。
体質的な弱さで使い込めない現状がありながら、接戦を演じてきた相手との比較からも相当なポテンシャルを秘めていることは明らか。今回は古馬との対戦やG1挑戦、海外遠征と初物尽くしで課題も多いが、金星を挙げても何ら不思議はない。