香港カップ 2025/12/14(日) 17:45発走 シャティン競馬場

レース傾向(STATS)

香港の中距離王者を決める香港カップ。
4つのG1レースで構成される香港国際競走のメイン競走となっている。今年は日本から3頭が参戦予定。過去10年のデータより、香港カップのゲート番別、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • ロマンチックウォリアー

    126

  • キジサナ

    120

  • ベラジオオペラ

    118

  • ローシャムパーク

    117

  • ガレン

    115

  • ストレートアロン

    115

  • チェンチェングローリー

    114

注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして4ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが12月12日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのは香港のロマンチックウォリアーで126となっている。次いでキジサナが牝馬のアローワンス4ポンドを加算して120。日本から出走するベラジオオペラは118、ローシャムパークは117で続いている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 2 0 2 6 20% 20% 40%
2 0 2 2 6 0% 20% 40%
3 1 3 1 5 10% 40% 50%
4 1 0 1 8 10% 10% 20%
5 1 1 0 8 10% 20% 20%
6 0 1 0 9 0% 10% 10%
7 2 0 3 5 20% 20% 50%
8 2 1 0 7 20% 30% 30%
9 0 0 0 8 0% 0% 0%
10 0 1 1 5 0% 14.3% 28.6%
11 1 0 0 6 14.3% 14.3% 14.3%
12 0 1 0 4 0% 20% 20%
13 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を輩出しているのが1番ゲート、7番ゲート、8番ゲートの2回。連対率、3着内率まで広げると、2番ゲート、3番ゲートも好成績を挙げている。昨年はロマンチックウォリアーが1番ゲートから優勝した。

昨年は1番ゲートで優勝したロマンチックウォリアー。(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
3歳 0 0 0 9 0% 0% 0%
4歳 4 6 2 15 14.8% 37% 44.4%
5歳 5 1 5 26 13.5% 16.2% 29.7%
6歳 1 3 2 17 4.3% 17.4% 26.1%
7歳以上 0 0 1 11 0% 0% 8.3%

最も勝利を挙げているのは5歳の5回、次いで4歳の4勝となっている。3歳馬は馬券圏内にも入っていない。日本から参戦予定の5歳馬ベラジオオペラには心強いデータとなった。

日本から参戦予定の5歳馬ベラジオオペラ。(Photo by Hiroki Yamanaka)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 8 6 9 69 8.7% 15.2% 25%
牝馬 2 4 1 9 12.5% 37.5% 43.8%

過去10年では牡馬・セン馬が8勝を挙げている。牝馬の勝利は2回だが、勝率や連対率、3着内率で見ると牡馬より好成績を挙げている。2020年は日本から参戦した牝馬のノームコアが優勝した。

2020年に勝利した牝馬のノームコア。(Photo by Getty Images)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 20.9% 39.5% 55.8%
10倍~29.9倍 0% 11.8% 17.6%
30~49.9倍 10% 10% 10%
50~99.9倍 0% 0% 5.6%
100倍以上 0% 0% 5%

最も勝利を挙げているのが、10倍未満で20.9%。日本馬では2021年にラヴズオンリーユーが1.8倍で制した。単勝オッズが50倍を超えた馬の優勝はないが、3着までに入るケースがあり、伏兵の馬にも注意が必要だ。
※2016年以降はJRA発売オッズ。それ以前は現地オッズ。

2021年に1.8倍で制したラヴズオンリーユー。(Photo by The Hong Kong Jockey Club)

表6:前走レース別成績表

香港カップにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
ジョッキークラブカップ(香・G2) 4 2 4
天皇賞(秋)(日・G1) 3 3 4
エリザベス女王杯(日・G1) 1 1 0
ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(米・G1) 1 0 0
コックスプレート(豪・G1) 1 0 0
府中牝馬ステークス(日・G2) 0 1 0
マッキノンステークス(豪・G1) 0 1 0
アイリッシュチャンピオンステークス(愛・G1) 0 1 0
マイルチャンピオンシップ(日・G1) 0 1 0
ジョッキークラブゴールドカップ(香・G2) 0 0 1
ブリーダーズカップターフ(米・G1) 0 0 1


過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。本番と同じシャティン競馬場2000mで行われるジョッキークラブカップを使った馬が最も多く4回優勝している。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
日本 5 6 4 17 15.6% 34.4% 46.9%
香港 5 2 5 37 10.2% 14.3% 24.5%
アイルランド 0 2 1 8 0% 18.2% 27.3%
イギリス 0 0 0 7 0% 0% 0%
フランス 0 0 0 6 0% 0% 0%
オーストラリア 0 0 0 2 0% 0% 0%
カタール 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているのが地元香港と日本の5勝。昨年まで香港のロマンチックウォリアーが3連覇を果たしている。日本勢は4年ぶりの勝利を挙げられるだろうか。

昨年のBCターフで2着に好走したローシャムパーク。(Photo by Shuhei Okada)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

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