キングジョージ6世&
クイーンエリザベスステークス

King George VI And Queen Elizabeth Stakes

2019/7/27(土) 23:40発走

アスコット競馬場

エネイブル

性齢 牝5
Nathaniel
Concentric
母の父 Sadler's Wells
調教師 J.ゴスデン

昨年は9月にようやく始動して3戦の稼働に終わったエネイブルだが、それだけでも残したインパクトは絶大。スターホースならではの存在感を発揮してみせた。初戦のセプテンバーステークスで今回の最大のライバルと目されるクリスタルオーシャンを完封すると、凱旋門賞ではマークを一身に集めながらも好位抜け出しの正攻法で史上7頭目の連覇。さらにはアメリカ遠征を決行してブリーダーズカップターフも制し、史上初めて凱旋門賞との連勝を成し遂げた。わずか3戦の中に歴史的快挙を次々と織り込めてしまうあたり、やはり特別な何かを持っている馬なのかもしれない。

今年は5月31日のコロネーションカップでの始動が濃厚とされていたものの、ロイヤルアスコット開催へと3週延期。しかし、それにも間に合わず7月6日のエクリプスステークスまで復帰がずれ込んだ。昨年も予定変更を繰り返した末に9月まで遅れただけにエクリプスSは不安もあったが、いざ実戦に臨むと最強女王は隙を見せることなく、BCターフで手を焼かされたマジカルの大名マークを受けながらも、2番手追走から押し切る横綱相撲で難しい復帰戦を突破してみせた。盤石の内容にJ.ゴスデン調教師はレース直後にキングジョージ参戦を宣言。2年前に1度勝った実績があることに加え、ひと叩きした上積みも確実とあっては、優勝候補の筆頭とするのが当然だろう。