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【凱旋門賞】過去10年のデータから馬券で狙える条件とは?

2018年10月04日 12:00

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今年はパリロンシャン競馬場に舞台を戻す凱旋門賞。近2年のシャンティイ開催を含めた2008年以降の過去10年のデータから馬券で狙える条件を探っていく。

 まず表1は性齢別成績。勝ち星は3歳馬・4歳馬に集中しており、なかでも牝馬は過半数の7勝と勝ち切る傾向が強い。特に3歳牝馬は昨年のエネイブルら4勝をあげ、複勝率でもトップの35.0%と優秀だ。また、4歳牝馬は一昨年のファウンドら3勝をあげており、勝率では3歳牝馬に並んでいる。

 出走数が多い牡馬勢では、3歳牡馬が15年ゴールデンホーンら3勝。ただし、連対率は5.7%と低い。また、4歳牡馬は勝ち星がなく、2・3着止まりのケースが多い。斤量59.5キロを背負わされる4~6歳牡馬で2着がのべ9回と勝ち切れないケースが目立つ。

 続いて表2は人気別成績。1番人気馬は昨年のエネイブルら最多の3勝をあげ、連対率50%・複勝率60%。2~5番人気馬はのべ4勝をあげているものの、連対率・複勝率はそれほど高くない。10番人気以下の勝利は、11年デインドリーム(11番人気)と12年ソレミア(12番人気)。特にデインドリームが勝利した11年は2着に15番人気馬、3着に8番人気馬が激走する大波乱となった。

 JRAでの発売が開始された一昨年は単勝オッズで3番人気だったファウンドが勝利。2着に9番人気ハイランドリール、3着に8番人気オーダーオブセントジョージが入り、3連単38万円を超える波乱。昨年は1番人気エネイブルが勝利し、2着に8番人気クロスオブスターズ、3着に5番人気ユリシーズが入った。2・3着には6番人気以下が半数以上好走しており、上位人気馬1着から人気薄へのヒモ荒れのケースが多い。

 表3は前走レース別成績。地元フランスの牝馬限定戦ヴェルメイユ賞組が13・14年連覇のトレヴら最多の4勝をあげており、3着以内数も6回でトップを誇る。

 続くのがチャンピオンS組で一昨年のファウンドら3勝。これら勝ち馬3頭はいずれも前走で連対を果たしていた。

 他ではバーデン大賞組(11年デインドリーム)、キングジョージ組(10年ワークフォース)、ヨークシャーオークス組(昨年エネイブル)が1勝ずつ。バーデン大賞組の3着以内馬3頭はいずれも7番人気以下の伏兵だった。この組の激走には注意が必要だ。

 なお、前哨戦のフォワ賞組、ニエル賞組は勝ち星なし。日本馬で2着に入った10年ナカヤマフェスタ、12年・13年オルフェーヴルはいずれも前走でフォワ賞で連対を果たしていた。フォワ賞組は2着、ニエル賞組は3着が多い。また、3着にはその他のレースから6回と、上位以外のレースから半数以上入っている点に注意しておきたい。

 表4は前走着順別成績。前走1着馬が昨年のエネイブルら過半数の6勝をあげており、勝ち切る傾向が強い。3着以内数でも14回と半数近くを占めている。

 前走2着・3着だった馬はそれぞれ1勝ずつも、凱旋門賞でも2・3着のケースが目立っている。勝ち馬10頭はすべて前走で5着以内に入っていた。

 なお、前走6着以下から巻き返したのは、一昨年2着のハイランドリール(前走愛チャンピオンS7着)のみと苦戦傾向にある。

 表5は調教国別成績。出走数の約半数を占めるフランス調教馬が13年・14年連覇のトレヴら4勝をあげている。昨年は2着クロスオブスターズが該当しており、一昨年以外は毎年3着以内に入っている

 イギリス調教馬は昨年のエネイブルら3勝で、勝率・複勝率トップ。15年ゴールデンホーンでも制しているJ.ゴスデン厩舎&L.デットーリ騎手のコンビが、エネイブルで連覇達成なるかが今年最大の注目点だ。

 アイルランド調教馬は一昨年A.オブライエン厩舎が上位3着までを独占。昨年は4着以下に敗れたものの、今年は巻き返しなるか。

 また、ドイツ調教馬は11年デインドリームが勝利している。 なお、日本調教馬は勝ち星がないものの、2着3回で連対率ではトップ。凱旋門賞の過去をさかのぼってもヨーロッパ調教馬以外での優勝馬は出ておらず、今回はクリンチャーが初の快挙に挑む。

 最後に好走馬の特徴として、リピーターが多いことを挙げておきたい。13年・14年連覇したトレヴだけでなく、07~09年に3年連続2着のユームザイン、12年・13年2着のオルフェーヴル、14年・15年2着のフリントシャーが続けて好走している。

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