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【キングジョージ】過去5年の傾向 シュヴァルグランの父ハーツクライ超えに期待!

2019年07月24日 15:00

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 イギリスのアスコット競馬場で毎年7月後半に開催されるキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(以降キングジョージ)。欧州中~長距離G1の最高峰のひとつとして日本でも知られているが、今年はシュヴァルグラン(牡7・友道康夫厩舎)が出走を予定している。今回は2014年以降の近5年のデータからキングジョージのレース傾向を探っていきたい。

 まず表1はキングジョージ近5年の3着以内馬一覧。いずれも10頭以下で行われており、1番人気馬は一昨年のエネイブルら2勝をあげ、【2.3.0.0】とすべて連対と信頼度が高い。2番人気馬は昨年のポエッツワードら2勝も、2・3着がなかった。4番人気馬は15年ポストポンドが勝利している。昨年こそ上位人気3頭で決まっているが、少頭数ながら伏兵馬が上位に絡むこともある。

 年齢では3着以内馬15頭すべて3~5歳の間におさまっている。なかでも4歳牡馬は毎年1頭は3着以内に入っており、のべ9頭と最も多い。騎手では17年にエネイブルを勝利に導いたL.デットーリ騎手が最多の3回連対を果たしている。

 続いて表2は前走レース別3着以内数。キングジョージと同コースで行われるG2のハードウィックステークス組が16年ハイランドリールら2勝をあげている。昨年2着のクリスタルオーシャンもこの組で、毎年1頭は3着以内に入っている。キングジョージの前哨戦的なレースで、今年もこの組には要注目だ。

 他ではプリンスオブウェールズステークス組、愛オークス組、英オークス組が1勝ずつ。この3つの組の勝ち馬3頭はいずれも前走を勝利していた。他では勝ち馬こそ出ていないが、エクリプスステークス組から2・3着馬が1頭ずつ出ている。なお、近5年の3着以内馬15頭はいずれも前走で4着以内に入っていた。

 表3は調教師別3着以内数。表の上位2名、J.ゴスデン調教師M.スタウト調教師の3着以内数が抜けて多いのが、近年のキングジョージの大きな特徴だ。

 J.ゴスデン調教師の管理馬は一昨年のエネイブルら2勝で、毎年3着以内に入っている。近5年でのべ11頭が出走し、【2.2.2.5】で連対率36.4%・複勝率54.5%と優秀だ。また、M.スタウト調教師は昨年のポエッツワードで勝利。近5年では【1.3.1.1】で連対率66.7%・複勝率83.3%と非常に高い。この両名の管理馬はまずチェックしておきたい

 他ではA.オブライエン調教師も16年ハイランドリールで勝利しているが、近5年では【1.0.1.5】で複勝率28.6%と上位2名よりはかなり落ちる。その他ではL.クマーニ調教師が15年ポストポンドで勝利。W.ハガス調教師は14年ムカドラムで3着に入っている。

 最後に表4は今回出走予定のシュヴァルグランと2000年以降に出走した日本馬との比較。06年に出走したハーツクライの3着が最高成績だが、この年は6頭立てだった。エアシャカールとディープブリランテはともに3歳時で日本ダービー好走後に遠征しているが、いずれも5着以下に敗れている。

 シュヴァルグランは現在7歳。父のハーツクライが出走した時は5歳で、表1で示した3着以内馬の年齢の範囲からも外れている。ただ、前走のドバイシーマCでも2着と好走。3着に終わった父のハーツクライ超えなるかが今回の見どころだろう。

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