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【キングジョージ】エネイブルがクリスタルオーシャンとの一騎打ち制す シュヴァルグラン6着

2019年07月28日 00:57

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 現地27日、英アスコット競馬場で行われたG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(3歳以上、芝2390m)に日本からシュヴァルグラン(4番人気)が出走。1番人気のエネイブルをマークして後方からレースを進めるも、先頭争いには加われず勝ち馬から約12馬身差の6着に終わった。

 エネイブルは中団より後ろの意外な位置取りとなったが、前方に2番人気のクリスタルオーシャンを見ながら追走。直線の残り2ハロンから両馬が激しい叩き合いを展開し、エネイブルがクビ差でクリスタルオーシャンをねじ伏せた。さらに1馬身3/4差の3着に6番人気のヴァルトガイストが続いている。走破時計は2分32秒42(Good to Soft)。

 不利な大外枠からのスタートとなったエネイブルは、ゲートを決めて序盤は好位をうかがっていた。しかし、L.デットーリ騎手が下り坂を慎重に進めてヴァルトガイストと並ぶように中団に控えると、スウィンリーボトムのカーブでは遠回りを避けるようにヴァルトガイストの後ろまで下げた。

 前方ではノルウェーがペースを作り、マジックワンドとハンティングホーン、さらにアンソニーヴァンダイクの順にA.オブライエン厩舎勢の4頭、これにクリスタルオーシャンが並ぶようにして5番手までを固める。その背後からヴァルトガイスト、エネイブルとデフォー、そしてシュヴァルグランの順で坂を上っていった。

 最終コーナーでクリスタルオーシャンが徐々に進出をはじめると、エネイブルがすかさずヴァルトガイストをかわして背後につけ、直線残り2ハロンで両馬の馬体が並ぶ。ヴァルトガイストも食らいつき、ハンティングホーンはラチ沿いに突っ込んだが、エネイブルとクリスタルオーシャンが叩き合いを演じながら後続を離していく。残り1ハロンではクリスタルオーシャンが鼻面を出す場面を見せたものの、エネイブルが残り100ヤードで巻き返し、最後はクビひとつの差をつけてねじ伏せた。

※人気は日本発売分