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ベルモントSはエッセンシャルクオリティに凱歌、フランスゴデイナは最下位

2021年06月06日 13:49

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 米牡馬クラシック最終戦のG1ベルモントステークス(3歳、ダート12ハロン)が現地5日にベルモントパーク競馬場で行われ、1番人気に推された2歳王者エッセンシャルクオリティが2番人気ホットロッドチャーリーとの一騎打ちを1馬身1/4差で制した。

 エッセンシャルクオリティは逃げるホットロッドチャーリーから5馬身ほどの5番手で向正面の中間点を通過すると、第3コーナー手前で進出を開始。ホットロッドチャーリーと併せ馬の態勢に持ち込んで最終コーナーを回り、直線半ばで一騎打ちに決着をつけた。

 さらに11馬身1/4離れた3着にプリークネスステークスの覇者ロンバウアー(4番人気)が入線。日本から遠征中のフランスゴデイナ(8番人気)は半マイル通過46秒49のハイペースを3番手で追走するも、勝ち馬の進出を受けて苦しくなり直線で競走を中止した。(※6日に中止→8着に記録訂正)

 エッセンシャルクオリティは昨秋のブリーダーズカップジュベナイル以来となる3度目のG1制覇で重賞5勝目。前走のケンタッキーダービーでデビューからの連勝が止まったが、巻き返しに成功して通算成績を7戦6勝としている。

 エッセンシャルクオリティのC.コックス調教師とL.サエス騎手はクラシック初制覇。サエス騎手は2019年のケンタッキーダービーをマキシマムセキュリティで1位入線するも降着処分を受けており、ベルモントSの公式サイトには「とてもスペシャルだよ」「ここで勝てたことは凄く誇らしい。あのダービーは少々堪えたけど、(レースに降着は)つき物だから自分はOKさ」という喜びのコメントが紹介されている。