香港スプリント

2022/12/11(日) 15:50発走 シャティン競馬場

レース傾向(STATS)

各国の一線級スプリンターが多数集う香港スプリント。
日本馬は2012年のロードカナロアが初制覇して以来、3度優勝勝を果たしている。
過去10年のデータより、香港スプリントの出走馬レーティング、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • ウェリントン

    120

  • スカイフィールド

    116

  • スーパーウェルシー

    115

  • ラッキースワイニーズ

    115

  • ジャンダルム

    115

  • メイケイエール

    115

  • レシステンシア

    115

  • ナランフレグ

    114

  • ストロンガー

    113

  • リムズコジオスコ

    112

  • デュークワイ

    111

  • サイトサクセス

    110

  • クーリエワンダー

    110

  • コーディーセプスシックス

    110

注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして4ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが12月9日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのは香港のウェリントンで120、次いで同じく香港のスカイフィールドが116となっている。日本から出走するジャンダルム、メイケイエール、レシステンシアは115、ナランフレグは114となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 1 1 1 7 10% 20% 30%
2 1 1 2 6 10% 20% 40%
3 1 1 1 7 10% 20% 30%
4 1 0 1 7 11.1% 11.1% 22.2%
5 0 2 1 7 0% 20% 30%
6 1 2 1 6 10% 30% 40%
7 1 1 0 7 11.1% 22.2% 22.2%
8 0 0 1 9 0% 0% 10%
9 1 1 0 7 11.1% 22.2% 22.2%
10 0 0 1 8 0% 0% 11.1%
11 0 0 0 10 0% 0% 0%
12 1 1 0 8 10% 20% 20%
13 0 0 1 6 0% 0% 14.3%
14 2 0 0 3 40% 40% 40%

最も勝利数が多いのが14番ゲートの2勝。2020年にダノンスマッシュが制した時も14番ゲートだった。内枠から外枠まで満遍なく勝馬を輩出している。ゲートによる影響は少ないとみて良さそうだ。

2020年の覇者ダノンスマッシュ(Photo by The Hong Kong Jockey Club)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
3歳 0 1 1 1 0% 33.3% 66.7%
4歳 2 1 2 16 9.5% 14.3% 23.8%
5歳 4 3 5 31 9.3% 16.3% 27.9%
6歳 3 3 1 30 8.1% 16.2% 18.9%
7歳以上 1 2 1 20 4.2% 12.5% 16.7%

5歳が4勝で最も勝利数が多く、次いで6歳の3勝、4歳の2勝と続く。3歳馬は勝利がないが、2着と3着に1回ずつ入っている。7歳以上の馬も健闘しており、年齢は大きく気にしなくて良いだろう。今年7歳のジャンダルムにも期待がかかる。

スプリンターズSの覇者ジャンダルムは7歳(Photo by Tomoya Moriuchi)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 10 9 9 91 8.4% 16% 23.5%
牝馬 0 1 1 7 0% 11.1% 22.2%

過去10年はいずれも牡馬・セン馬が勝利している。牝馬は2着、3着に1回ずつあるだけで苦戦傾向にある。メイケイエール、レシステンシアにとっては嫌なデータだ。

日本から出走する牝馬のメイケイエール(Photo by Tomoya Moriuchi)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 23.1% 35.9% 43.6%
10倍~29.9倍 0% 10% 23.3%
30~49.9倍 7.1% 7.1% 21.4%
50~99.9倍 0% 4% 8%
100倍以上 0% 5% 5%

単勝オッズ別成績。単勝10倍未満が最も勝率が高い。次いで30倍~49.9倍の馬となっている。3着内率に広げても、50~99.9倍の馬や100倍以上の馬も馬券圏内に入っており軽視はできない。昨年は35.6倍のスカイフィールドが勝利している。
※2016年以降はJRA発売オッズ。それ以前は現地オッズ。

単勝オッズ35.6倍で優勝した、2021年の覇者スカイフィールド(Photo by Getty Images)

表6:前走レース別成績表

香港スプリントにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
ジョッキークラブスプリント(G2) 6 6 7
スプリンターズステークス(G1) 3 1 2
香港スプリント(G1) 1 1 1
アベイドロンシャン賞(G1) 0 1 0
ハンデ戦 0 1 0


過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。本番と同条件の地元香港のジョッキークラブスプリントを使った馬が最も多く6回優勝している。今年はラッキースワイニーズがこのレースを制して参戦予定。次いでスプリンターズSの3回となっている。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
香港 7 8 9 62 8.1% 17.4% 27.9%
日本 3 1 1 15 15% 20% 25%
アイルランド 0 1 0 4 0% 20% 20%
オーストラリア 0 0 0 6 0% 0% 0%
アメリカ 0 0 0 3 0% 0% 0%
イギリス 0 0 0 3 0% 0% 0%
フランス 0 0 0 3 0% 0% 0%
シンガポール 0 0 0 2 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているのが地元香港の7勝。次いで日本の3勝で、この両国で独占している。ヨーロッパ勢は苦戦傾向だ。今年も香港馬が多数エントリーしており、日本馬との対決に注目したい。

地元香港からはウェリントンをはじめ多数の馬がエントリーしている(Photo by Getty Images)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

 

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