香港カップ

2022/12/11(日) 17:40発走 シャティン競馬場

レース傾向(STATS)

香港国際競走の中核をなす、中距離王者決定戦・香港カップ。
過去3年間は日本馬が制しており、昨年のラヴズオンリーユーとヒシイグアスの日本馬によるワンツーフィニッシュはまだ記憶に新しい。
過去10年のデータより、香港カップの出走馬レーティング、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • パンサラッサ

    121

  • ロマンチックウォリアー

    120

  • ジオグリフ

    119

  • ジャックドール

    119

  • オーダーオブオーストラリア

    119

  • ダノンザキッド

    117

  • ロシアンエンペラー

    117

  • レイパパレ

    117

  • トゥールビヨンダイヤモンド

    116

  • カーインスター

    114

  • マネーキャッチャー

    110

  • サヴィーナイン

    110

注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして4ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが12月9日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのは日本のパンサラッサで121、次いで香港のロマンチックウォリアーが120となっている。日本から出走するジオグリフとジャックドールは119、ダノンザキッドとレイパパレは117となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 3 0 2 5 30% 30% 50%
2 0 2 1 7 0% 20% 30%
3 2 3 1 4 20% 50% 60%
4 1 0 1 8 10% 10% 20%
5 1 1 0 8 10% 20% 20%
6 0 0 0 10 0% 0% 0%
7 0 0 2 8 0% 0% 20%
8 2 2 0 6 20% 40% 40%
9 0 1 1 6 0% 12.5% 25%
10 0 0 2 5 0% 0% 28.6%
11 1 0 0 6 14.3% 14.3% 14.3%
12 0 1 0 5 0% 16.7% 16.7%
13 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利数が多いのが1番ゲートの3回。次いで3番ゲート、8番ゲートの2回になっている。連対率・3着内率に目を向ても、2番ゲート、4番ゲート、5番ゲートが好成績を挙げており、内枠のほうが相性が良さそうだ。昨年の覇者ラヴズオンリーユーは4番ゲートだった。

昨年の覇者ラヴズオンリーユー(Photo by The Hong Kong Jockey Club)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
3歳 0 0 0 8 0% 0% 0%
4歳 5 5 2 21 15.2% 30.3% 36.4%
5歳 4 1 4 22 12.9% 16.1% 29%
6歳 1 4 2 18 4% 20% 28%
7歳以上 0 0 2 10 0% 0% 16.7%

最も勝利を輩出しているのが4歳の5勝。次いで5歳が4勝。6歳は1勝だが、連対率、3着内率に広げると好成績を収めている。3歳馬は馬券圏内に入ったことがなく、ジオグリフにとっては嫌なデータだ。

3歳の身で挑戦するジオグリフ(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 8 6 9 73 8.3% 14.6% 24%
牝馬 2 4 1 6 15.4% 46.2% 53.8%

過去10年は牡馬・セン馬が8回優勝。牝馬の勝利は2回だが、勝率、連対率、3着内率で見ると牡馬・セン馬よりも数字が良い。今年は日本馬レイパパレが紅一点エントリーしている。

今年のメンバーで唯一の牝馬、レイパパレ(Photo by Shuhei Okada)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 20% 35.6% 51.1%
10倍~29.9倍 0% 13.6% 18.2%
30~49.9倍 9.1% 9.1% 18.2%
50~99.9倍 0% 0% 4.5%
100倍以上 0% 0% 0%

単勝オッズ別成績。単勝10倍未満が最も勝率が高く、次いで30倍~49.9倍の馬となっている。過去10年では2015年に制したエイシンヒカリの38.0倍が最も高いオッズ。単勝オッズ50倍以上の馬は馬券圏内に入っているものの1着、2着はない。比較的順当な結果に収まる可能性が高いと言えるだろう。
※2016年以降はJRA発売オッズ。それ以前は現地オッズ。

2015年に制したエイシンヒカリ(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表6:前走レース別成績表

香港カップにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
ジョッキークラブカップ(G2) 4 2 3
天皇賞(秋)(G1) 2 3 2
香港カップ(G1) 2 2 2
エリザベス女王杯(G1) 1 0 0
ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(G1) 1 0 0
マッキノンステークス(G1) 0 1 1
オペラ賞(G1) 0 1 0
府中牝馬ステークス(G2) 0 1 0
ブリーダーズカップターフ(G1) 0 0 1
英チャンピオンステークス(G1) 0 0 1


過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。本番と同条件の地元香港のジョッキークラブカップを使った馬が最も多く4回優勝。今年はロマンチックウォリアーがこのレースを制して参戦予定となっている。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
日本 5 5 2 12 20.8% 41.7% 50%
香港 5 3 4 40 9.6% 15.4% 23.1%
フランス 0 1 1 7 0% 11.1% 22.2%
アイルランド 0 1 1 5 0% 14.3% 28.6%
オーストラリア 0 0 2 2 0% 0% 50%
イギリス 0 0 0 10 0% 0% 0%
ドイツ 0 0 0 2 0% 0% 0%
アメリカ 0 0 0 1 0% 0% 0%

日本と香港が5勝ずつで分け合っており、今年もその様相だ。過去10年でヨーロッパ勢の勝利はないが、今年はオーダーオブオーストラリアがアイルランドからエントリーしている。

アイルランドから出走予定のオーダーオブオーストラリア(Photo by Press Association)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

 

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