香港ヴァーズ

2022/12/11(日) 15:10発走 シャティン競馬場

レース傾向(STATS)

香港競馬年度シーズン最初の中長距離G1、香港ヴァーズ。
当初は欧州の一流馬が席巻していたが、ここ最近は日本馬だけでなく地元香港馬も勝利を重ねている。
過去10年のデータより、香港ヴァーズの出走馬レーティング、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • グローリーヴェイズ

    123

  • ストーンエイジ

    118

  • ブルーム

    118

  • メンドシーノ

    116

  • バブルギフト

    116

  • ウインマリリン

    116

  • ボタニク

    113

  • セニョールトーバ

    113

  • パンフィールド

    112

  • バターフィールド

    110

注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして4ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが12月9日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのは日本のグローリーヴェイズで123、次いでアイルランドのストーンエイジが118となっている。日本から出走するウインマリリンは116となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 0 2 1 7 0% 20% 30%
2 0 0 0 10 0% 0% 0%
3 0 4 0 6 0% 40% 40%
4 2 0 1 7 20% 20% 30%
5 0 1 1 8 0% 10% 20%
6 0 0 1 9 0% 0% 10%
7 3 0 1 6 30% 30% 40%
8 1 1 1 6 11.1% 22.2% 33.3%
9 2 0 1 5 25% 25% 37.5%
10 1 1 1 5 12.5% 25% 37.5%
11 0 0 1 7 0% 0% 12.5%
12 1 1 0 5 14.3% 28.6% 28.6%
13 0 0 0 4 0% 0% 0%
14 0 0 1 2 0% 0% 33.3%

最も勝利数が多いのが7番ゲートの3回。昨年のグローリーヴェイズも7番ゲートだった。次いで4番ゲート、9番ゲートの2回になっている。連対率・3着内率に目を向けると、1番ゲート、3番ゲートの内枠が相性が良いようだ。

昨年の覇者グローリーヴェイズ(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
3歳 2 0 1 9 16.7% 16.7% 25%
4歳 4 6 4 21 11.4% 28.6% 40%
5歳 2 1 4 25 6.3% 9.4% 21.9%
6歳 2 2 0 21 8% 16% 16%
7歳以上 0 1 1 11 0% 7.7% 15.4%

4歳が4勝しており、3歳、5歳、6歳が2勝ずつ挙げている。勝率で見ると3歳馬が好成績を収めている。2020年の覇者モーグルも3歳馬だった。7歳以上の勝利はないが、今年7歳のグローリーヴェイズは果たしてどうか?

2020年の覇者モーグルは3歳で優勝した(Photo by Press Association)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 10 7 8 77 9.8% 16.7% 24.5%
牝馬 0 3 2 10 0% 20% 33.3%

過去10年はいずれも牡馬・セン馬が勝利している。牝馬は勝ち馬こそ出ていないが連対・3着内率は高く、日本から出走するウインマリリンの健闘を期待したい。

日本から参戦する牝馬のウインマリリン(Photo by Toru Arita)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 16.7% 41.7% 55.6%
10倍~29.9倍 13.8% 13.8% 27.6%
30~49.9倍 0% 0% 5%
50~99.9倍 0% 7.1% 7.1%
100倍以上 0% 0% 0%

単勝オッズ別成績。単勝10倍未満が最も勝率が高く、次いで10倍~29.9倍の馬となっている。過去10年では2018年のエグザルタント、2013年のドミナントの13.0倍が最高オッズ。単勝オッズが30倍を超えた馬の優勝はないが、50倍を超える馬が3着内に入るケースもある。
※2016年以降はJRA発売オッズ。それ以前は現地オッズ。

2018年の覇者エグザルタント(Photo by Getty Images)

表6:前走レース別成績表

香港ヴァーズにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
ブリーダーズカップターフ(G1) 3 3 0
ジョッキークラブカップ(G2) 2 2 2
ジャパンカップ(G1) 1 1 1
京都大賞典(G2) 1 0 1
天皇賞(秋)(G1) 1 0 0
コックスプレート(G1) 1 0 0
オールカマー(G2) 1 0 0
エリザベス女王杯(G1) 0 2 0
凱旋門賞(G1) 0 1 1
チャーチルステークス(L) 0 1 0
ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(G1) 0 0 1
ジャンロマネ賞(G1) 0 0 1
ギヨームドルナノ賞(G2) 0 0 1
コンセイユドゥパリ賞(G2) 0 0 1
ハンデ戦 0 0 1


過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。ブリーダーズカップターフを使った馬が最も多く3回優勝、地元香港のジョッキークラブカップが2勝で続く。2018年覇者、香港のエグザルタントも前走はジョッキークラブカップだった。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
日本 3 3 1 8 20% 40% 46.7%
アイルランド 3 1 1 9 21.4% 28.6% 35.7%
香港 2 2 3 30 5.4% 10.8% 18.9%
フランス 1 2 5 13 4.8% 14.3% 38.1%
イギリス 1 2 0 19 4.5% 13.6% 13.6%
ドイツ 0 0 0 4 0% 0% 0%
オーストラリア 0 0 0 2 0% 0% 0%
シンガポール 0 0 0 1 0% 0% 0%
ニュージーランド 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているのが日本とアイルランドの3勝。次いで地元香港の2勝となっている。今年はアイルランドからストーンエイジが出走予定。このレースと相性が良いアイルランド調教馬の走りに注目だ。

有力馬の一頭、アイルランドのストーンエイジ(Photo by Press Association)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

 

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