香港ヴァーズ
2022/12/11(日) 15:10発走 シャティン競馬場
性齢 | 牡7 |
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父 | ディープインパクト |
母 | メジロツボネ |
母の父 | スウェプトオーヴァーボード |
調教師 | 尾関知人 |
これまでに香港国際競走のG1を3勝したのはグッドババ(香港マイル3連覇)のみ。今年は香港マイルでゴールデンシックスティが3連覇に挑むほか、グローリーヴェイズにも香港ヴァーズの3勝目が懸かっている。3連覇は偉大な記録だが、グローリーヴェイズの場合は2020年に不参戦で、達成すれば2019年から4年を要しての出走機会3連勝ということになる。その分だけ年齢とも戦わなければならない事実を照らし合わせると、3連覇に優るとも劣らぬ偉業と言えるのではないか。
やはり気になるのは年齢で、年が明ければ8歳を迎える身。レース間隔を空けながらの競走生活で、通算19戦と年齢の割に使い込まれていないものの、6歳の昨年は4戦して香港ヴァーズ勝ちをはじめ全て4着以上だった。これに対して今年はドバイシーマクラシックに遠征するも8着、帰国して札幌記念は6着と結果を出せていない。ただ、札幌記念の2000mは距離が不足していた上に、ジャックドールとパンサラッサが天皇賞(秋)で4着と2着、ウインマリリンはエリザベス女王杯で2着と上位3頭が次戦のG1で好走。グローリーヴェイズとはクビ差5着のソダシもマイルCSで3着というハイレベルな相手関係だった。
そうした内容をもって最も実績のある舞台に替わる今回なら、昨年までの快走を再現して香港の競馬史に新たな1ページを加える可能性も低くはないだろう。既にこの香港ヴァーズを最後に引退することが発表されており、得意の舞台で有終の美を目指す。