香港ヴァーズ

2022/12/11(日) 15:10発走 シャティン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

ストーンエイジ

性齢 牡3
Galileo
Bonanza Creek
母の父 Anabaa
調教師 A.オブライエン

香港ヴァーズは欧州勢が実績を残してきたレースだが、2015年以降はアイルランドと日本が各3勝で覇権争いの様相を呈している。そして、アイルランドの3勝を担ってきたのがA.オブライエン調教師。今年もストーンエイジとブルームのG1ホース2頭を送り込んで勝利を狙っている。

注目したいのは若いストーンエイジの方で、2歳の昨年は5戦未勝利ながら仏G1クリテリウムドサンクルー、出世レースの愛G2チャンピオンジュベナイルS(今年はディープインパクト産駒のオーギュストロダンが勝利)で2着。3歳の今年は初戦から2連勝で重賞制覇を飾り、一部のブックメーカーでは英ダービーの前売り1番人気にもなった。

その後は勝ち星がないものの、展開や相手関係を考慮すると過小評価は禁物だ。ベルモントダービー(3着)は勝ち馬が逃げ切る展開で大外枠から後方追走を強いられ、持ち味のスピードを生かせなかった。アイリッシュチャンピオンSは3着のヴァデニから約1馬身差、英チャンピオンSも4着のバーイードに1馬身半差でゴールした。前走のBCターフは勝ち馬にこそ完敗だったが、逃げ馬の背後から抜け出す正攻法で2着を確保している。アメリカの平坦な馬場で内容が良く、現地で3戦するなど遠征経験も豊富。シャティン競馬場にも適性があるはずで、日本勢には手強い相手となりそうだ。