香港ヴァーズ
2022/12/11(日) 15:10発走 シャティン競馬場
性齢 | 牡4 |
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父 | Nathaniel |
母 | Bubble Back |
母の父 | Grand Lodge |
調教師 | M.デルザングル |
この香港ヴァーズで最多の7勝(G1昇格後)を誇るフランス調教馬だが、2014年のフリントシャーを最後に勝利から遠ざかっている。2012年から昨年まで10年連続で遠征馬を送り込み、そのうち7年で1頭以上が入着を記録している一方、2018年から2020年までは3年連続で着外に終わるなど、近年は徐々に存在感を失いつつある。バブルギフトとボタニクが参戦する今年は巻き返しの一手を打てるか。
両馬の実績ではバブルギフトが優っている。3歳の昨年はG2オカール賞で重賞初制覇を飾ると、2週後の仏ダービーはパスしてG3リス賞(3着)からG1パリ大賞(6着)へと2400mのレースに専念。秋はG2ニエル賞勝ちから凱旋門賞に挑んで8着に終わったものの、7着のクロノジェネシスとは短アタマ差しかなかった。
今年は始動戦のG3エドヴィル賞で今回も対戦予定のメンドシーノにクビ差後れの4着。叩き2戦目のG2シャンティイ大賞(2着)では逆転し、続くG1サンクルー大賞でアルピニスタから約1馬身半差の3着に善戦している。秋は日本からマイラプソディが参戦したG2フォワ賞でも2着と堅実に戦ってきたが、前走の凱旋門賞は直前の大雨もあって17着に大敗した。好走したニエル賞は良馬場、サンクルー大賞も稍重で、欧州馬にしては硬めの馬場状態が合っており、今回は十分な間隔を空けての参戦。シャティン競馬場での変わり身には警戒が必要だろう。