3度目の正直なるか。ダノンザキッドが今年は香港マイルに挑む。2歳時にホープフルS(G1)を制覇したものの、ダービー前に故障に見舞われてしまった。復帰後はそのポテンシャルを示し、G1戦線を歩んできた。今シーズンは昨年と同じく中山記念で復帰すると、大阪杯では3着、2度目の香港遠征となった香港QE2Cでは5着の走り。前々走宝塚記念は13着と大敗し、春シーズンを終えるも、復帰戦、前走マイルチャンピオンシップでは5着となり、出遅れがあったなかでも、復調を印象付けた。今回が3度目の香港遠征となり、到着後も冷静な様子で、松館昇平調教助手のコメントによれば、「香港は今回で3回目の遠征なので、到着後も落ち着いており、水も飲んでいます。」と順調さが伺える。

鞍上の北村友一騎手も前走のマイルチャンピオンシップの後、「使ってよくなってきている」と好感触を示していた。シャティン競馬場での3度目の挑戦となる今回、ダノンザキッドが勝機をつかむことができるのか期待したい。