性齢 | 牡5 |
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父 | ルーラーシップ |
母 | エターナルブーケ |
母の父 | マンハッタンカフェ |
調教師 | 池江泰寿 |
ソウルラッシュが1勝クラスから4連勝し、マイラーズCで重賞初制覇を飾ったのは昨年の春。4歳を迎えての本格化、マイル戦線に新星誕生と思わせたが、勢いをぶつけた安田記念は直線で挟まれる不利が大きく13着で連勝が止まり、巻き返しを期した秋も富士S、マイルCSとセリフォスの後塵を拝して一歩及ばないレースが続いた。
5か月の休養から始動した今年のマイラーズCはシュネルマイスターの3着に敗れて連覇を逃し、安田記念では前年のような不利もないまま9着。一線級が相手だと頭打ちとも思える状態に陥った。しかし、秋初戦は重賞7戦目にして初のG3(京成杯AH)を復帰戦に選ぶと、トップハンデの59kgを負担する厳しい条件を跳ね返し、約1年5か月ぶりの重賞勝ち。2kg軽いハンデの2着ウイングレイテストが次戦でスワンSを制し、ソウルラッシュの実力を改めて浮き彫りにする結果となる。
そして、それは前走のマイルCSで裏づけられた。過去に3戦してきたG1では差して届かない内容ばかりだったが、直線半ばから一旦は先頭に抜け出して初連対。ここに来ての充実は明らかで、ようやく完成の域に達した感がある。今回の香港マイルはさらに相手が強化して一筋縄では行かないが、J.モレイラ騎手とのコンビ継続は心強い。かつて香港リーディングに君臨した名手をマイルCSから起用したのは、この遠征を見据えた陣営の戦略。チャンスが来れば逃さない準備はできている。