シュヴァルグラン
性齢 | 牡7 |
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父 | ハーツクライ |
母 | ハルーワスウィート |
母の父 | Machiavellian |
調教師 | 友道康夫 |
キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスに挑んだ前走は、直前を走る最強牝馬エネイブルに並ぶこともかなわず6着に完敗。前日までの好天が一転する空模様も重なり、タフな英国競馬の洗礼を受ける形になったシュヴァルグランだが、その敗戦だけで気を落とす必要はないだろう。同じように現地滞在しているディアドラが、道悪に泣いたプリンスオブウェールズステークスから良馬場の2戦目で見事に巻き返し、ナッソーステークス制覇の快挙を成し遂げた。野趣あふれるコースや移ろいやすい天気など、環境の変化が大きい英国競馬には独特の難しさがあるが、ディアドラの成功は条件次第で反撃のチャンスが巡ってくることを示した好例と言える。
課題となるのは2000mへの距離短縮。2000mでの勝利は2歳時のデビュー2戦目まで遡るうえ、キャリアを通じてその1勝しかない。最近の出走歴も昨年の大阪杯で13着に大敗しており、スピードへの対応が鍵となることは間違いない。
一方で英インターナショナルステークスの舞台となるヨーク競馬場は、高低差が20m以上もあるアスコット競馬場とは対照的に、英国では平坦な部類のコースとして知られている。しかも、ジャパンカップやドバイシーマクラシックと同じ左回り。今回のコース変わりはシュヴァルグランにとって幸いなはずだ。