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【世界の騎手紹介 Vol.4】ヒュー・ボウマン

2018年04月18日 10:00

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オーストラリアの誇る歴史的名牝ウィンクスの主戦を務め、IFHA(国際競馬統括機関連盟)が発表する2017年の「ロンジンワールドベストジョッキー」に選ばれたのがオーストラリアのヒュー・ボウマン騎手。勝利後に親指と人差し指を丸めて作る「She's apples」(全て順調という意味)のポーズは彼のトレードマークとなっている。

オーストラリア出身のボウマン騎手は1980年7月14日生まれ。父はアマチュアの調教師。シドニーの名門校であるスコッツカレッジに在籍していたこともある。

1996年に初勝利。1999/2000年シーズンにはニューサウスウェールズ州の見習い騎手チャンピオンに輝くと、2001年にはG3ミサイルSをスポーツブラットで制して重賞初制覇を果たした。その後2002年には違法薬物を使用したことで半年間の騎乗停止処分を受けるなど苦しい時期もあったが、その経験を糧にしてステップアップ。2004年5月にはディファイアでG1ドゥームベンCを制してG1初制覇を果たした。

自身がターニングポイントだったと語るのはミック・シャノン調教師(サッカーの元イングランド代表)に誘われ、2007年に3カ月ほどイギリスで騎乗したこと。G2スーパーラティヴSを含む33勝を挙げ、騎手対抗戦のシャーガーCでは総合優勝を果たして帰国すると大きく飛躍。2008/2009年シーズンにはニューサウスウェールズ州のメトロポリタン(主要競馬場)におけるチャンピオンタイトルを初めて獲得した。

以降は、トップ騎手として活躍を続け、2011/2012年、2014/2015年、それに2016/2017年シーズンにも同タイトルを獲得。G1コックスプレートは3勝、G1クイーンエリザベス2勝、G1ドンカスターマイル1勝を挙げている。また、日本ではG1ジャパンCをシュヴァルグラン、香港ではワーザーでG1クイーンエリザベス2世C、ラッキーバブルズでG1チェアマンズスプリントプライズを制するなど活躍の場を世界へと広げている。

近年のG1勝ち
2018年:
ジョージライダーS(オーストラリア):ウィンクス
チッピングノートンS(オーストラリア):ウィンクス

2017年:
ジャパンカップ(日本):シュヴァルグラン
コックスプレート(オーストラリア):ウィンクス
ターンブルS(オーストラリア):ウィンクス
アンダーウッドS(オーストラリア):ボナヴァル
ジョージメインS(オーストラリア):ウィンクス
クイーンズランドダービー(オーストラリア):ルースヴェン
チャンピオンズ&チャターカップ(香港):ワーザー
キングスフォードスミスカップ(オーストラリア):クリアリーイノセント
チェアマンズスプリントプライズ(香港):ラッキーバブルズ
クイーンエリザベスS(オーストラリア):ウィンクス
オーストラリアンオークス(オーストラリア):ボナヴァル
ATCサイアーズプロデュースS(オーストラリア):インヴェーダー
ザBMW(オーストラリア):ジャメカ
ジョージライダーS(オーストラリア):ウィンクス
香港ゴールドカップ(香港):ワーザー
チッピングノートンS(オーストラリア):ウィンクス

2016年:
カンタラS(オーストラリア):ルロメイン
クールモアスタッドS(オーストラリア):フライングアーチー
コックスプレート(オーストラリア):ウィンクス
コーフィールドS(オーストラリア):ウィンクス
ジョージメインS(オーストラリア):ウィンクス
クイーンエリザベス2世カップ(香港):ワーザー
オーストラリアンオークス(オーストラリア):ソフィアローザ
ドンカスターマイル(オーストラリア):ウィンクス
ザBMW(オーストラリア):プリファーメン
ジョージライダーS(オーストラリア):ウィンクス
オーストラリアンカップ(オーストラリア):プリファーメント
チッピングノートンS(オーストラリア):ウィンクス

文:秋山 響(TPC)

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