ドバイターフ

2022/3/27(日) 00:20発走 メイダン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

シュネルマイスター

性齢 牡4
Kingman
セリエンホルデ
母の父 Soldier Hollow
調教師 手塚貴久

マイル路線に君臨した女王グランアレグリアがターフを去り、空位となった王座へ最短距離にいるのがシュネルマイスターだろう。昨年はデビュー2連勝から弥生賞で2000m への距離延長を図り、2着に好走するも初黒星を受けて躊躇なくマイル路線へ注力。2か月後のNHKマイルCに直行すると、ソングラインを際どく差し切って3歳マイル王を襲名した。次戦では安田記念に果敢にチャレンジし、古馬の壁を破ることはできなかったものの、1馬身圏内の3着に好走して現役トップクラスの実力馬であることを早くも証明した。

そして、4か月の休養から復帰した毎日王冠では安田記念の覇者ダノンキングリーをアタマ差で下しリベンジに成功。続くマイルCSではグランアレグリアに3/4馬身及ばず、安田記念の1/2馬身より着差を広げられて2着に敗れたが、両馬の関係は安田記念でグランアレグリアが斤量2kg負担、反対にマイルCSではシュネルマイスターが1kg負担だった。シュネルマイスターは都合3kgの負担増でむしろ差を詰めたとも考えられる。

無論、それらは机上の計算にすぎないが、NHKマイルCで下したソングラインが2月にサウジアラビアの1351ターフスプリントで結果を出したことも、シュネルマイスターの海外デビューを後押しする。今回はナイター開催など初物の課題も少なくない一方、どれだけスケールアップした姿を披露してくれるか、それらに勝るとも劣らない楽しみがある。