ドバイターフ
2022/3/27(日) 00:20発走 メイダン競馬場
性齢 | 牡5 |
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父 | ロードカナロア |
母 | ミスペンバリー |
母の父 | Montjeu |
調教師 | 矢作芳人 |
今から約30年昔、道連れ無用の一人旅を貫き通し、勝っても負けても華のある個性派として競馬ファンから絶大な人気を集めたツインターボ。今なお語り草となっている痛快なレーススタイルを継承するように台頭してきたのがパンサラッサだ。誰が呼んだか“令和のツインターボ”という二つ名も浸透しはじめ、花も実もあるスターへと飛躍の時を迎えようとしている。
パンサラッサが徹底先行の型を体得したのは最近になってからだ。3歳時に2勝目を挙げた際は逃げ切りだったが、次戦のラジオNIKKEI賞では好位から粘り込む形で2着。2戦後のオクトーバーSは逃げて2着に惜敗している。その後はダートの師走Sで大敗するなど適条件を模索する時期もあったが、4歳のオクトーバーSで1年前と同程度のペースながら大逃げの形になると、今度は最後まで先頭を守り抜いた。これがきっかけとなり、次戦の福島記念では1000m通過57秒3のハイペースで一人旅を決め4馬身差の圧勝。まさに充実の4歳秋、覚醒の時を迎えたのだった。
本格化の勢いをぶつけた有馬記念は距離も長く完敗に終わったが、前走の中山記念では1000m通過57秒6と再びハイペースの逃げを打って2馬身半差の完勝を収めた。適距離のG1に挑む今回は真価を問われる場だが、オンリーワンのスタイルが世界にどこまで通用するか楽しみだ。