ドバイターフ

2022/3/27(日) 00:20発走 メイダン競馬場

注目馬NOTABLE HORSE

カーネルリアム

性齢 牡5
Liam's Map
Amazement
母の父 Bernardini
調教師 T.プレッチャー

アメリカ調教馬初のドバイターフ制覇は、このカーネルリアムによって成し遂げられるかもしれない。アメリカ調教馬の参戦は2016年のフランボイヤントを最後に途絶えていた。そのフランボイヤントは日本で活躍したペールギュント産駒で、キャリアを通じて重賞実績はG3の1勝のみ。ドバイターフ参戦の時点でG1ベルモントダービーの3着が最高だったが、それでも1着のリアルスティールから3馬身圏内の5着に善戦した。

その比較でカーネルリアムの実績は断然良い。これまでにペガサスWCターフ連覇、ターフクラシックSとG1だけで3勝している。フランボイヤントはドバイターフで20戦目だったのに対し、カーネルリアムは同年齢で通算10戦(11戦目)。ほぼ半分で実績を積み上げてきた。また、昨年のペガサスWCターフからG2ムニスメモリアルH、そしてターフクラシックS(同着)まで3連勝した戦績は、2019年のエクリプス賞年度代表馬で、種牡馬として日本に輸入されたブリックスアンドモルタルとも重なる。

その連勝はマンハッタンSで途切れ、体調不十分という判断で夏場に休養入り。エクリプス賞のチャンスを逃すことになったが、約8か月ぶりの前走は好位差しの横綱相撲でペガサスWCターフ連覇を飾った。これで体調の不安も解消したとあれば、要注意の1頭になってくることは間違いないだろう。