カーインライジング
18戦16勝[16-2-0-0]
昨季の香港年度代表馬にして今季は豪州のジ・エベレストを完勝し、世界最強スプリンターの名声を一段と高めた。帰国初戦の前走は他馬より2kgあまり斤量で楽勝するなど完全無欠。香港記録の17連勝に並ぶまであと2勝と迫り、更新も時間の問題としている。
サトノレーヴ
15戦8勝[8-3-1-3]
昨年の香港スプリントではカーインライジングに3/4馬身差の3着に敗れ、今年のチェアマンズスプリントプライズは2着の一方で2馬身1/4差とさらに突き放された。凄味を増すばかりの王者に対して逆転の秘策はあるか、三度目の直接対決は正念場となる。
ラッキースワイネス
29戦16勝[16-5-1-7]
骨折による1年の休養から復帰し、9月にはスプリンターズSで来日。体重を23kgも減らすなど11着と精彩を欠いたが、帰国初戦の前走は17kg戻して4着と格好をつけた。復帰後は5戦未勝利ながら2年前の香港スプリント覇者でもあり、そろそろ復活の狼煙をあげるか。
ヘリオスエクスプレス
19戦7勝[7-6-4-2]
王者カーインライジングに頭を押さえられ、なかなか重賞制覇の機会がなかったが、昨季終盤のシャティンヴァーズで待望の初タイトルを獲得。それが1年3カ月ぶりの白星ではあったものの実力は香港ナンバー2と評してよく、日本勢には現実的なライバルとなる。
ウインカーネリアン
33戦9勝[9-6-1-17]
前走のスプリンターズSは抜群のスタートで外枠を克服。2番手から押し切って三浦皇成騎手ともども待望のG1初制覇を飾った。半月後には9歳を迎える古豪だが、春にはドバイのアルクオーツスプリントでも2着の充実ぶり。底知れぬ成長力に金星の期待も懸かる。
ファストネットワーク
15戦6勝[6-1-2-6]
短距離戦で台頭し、今季は重賞でも崩れない走り。先行して長く脚を使えるタイプで、展開ひとつで上位争い必至の有力候補。
カーデム
43戦10勝[10-3-6-24]
英G1クイーンエリザベス2世ジュビリーSを連覇した実績を持つ古豪。直近は米G1BCターフスプリント3着と健在ぶりを示したが、9歳で上積みは薄く、連下評価。
ラッキーウィズユー
40戦8勝[8-5-3-24]
香港スプリント2着、センテナリースプリントC2着のG1実績。近走は着順を落としており、8歳の年齢も考えると全盛期の迫力は薄れた印象。
ビューティーウェイヴス
28戦7勝[7-5-4-12]
G3ナショナルデーCを制した実績馬。しかし近走のスプリント戦では中位止まりが続いており、強豪相手には連下まで。
レイジングブリザード
21戦6勝[6-5-2-8]
今季にG3ナショナルデーC、G2プレミアボウルで連続2着と台頭。前走G2ジョッキークラブスプリント5着と善戦したが、勝ち切るまでには一段階力不足の印象。
トモダチココロエ
44戦13勝[13-5-3-23]
シャティン1200メートルでクラス2連勝後、G2プレミアボウルを快勝。前哨戦で一息も、持ち前のスピードを生かせれば再度上位争い。
ヴンダバー
16戦7勝[7-3-0-6]
通算7勝を挙げているが、前走G2ジョッキークラブスプリントは8着と壁。一線級相手では決め手に欠け、掲示板争いまで。
ディヴァーノ
20戦5勝[5-2-5-8]
クラス1勝ちを含め短距離で5勝を挙げる堅実派だが、前走G2ジョッキークラブスプリントは9着。初の大舞台で相手はさらに強く、今回は試金石の一戦。