香港スプリント 2025/12/14(日) 15:55発走 シャティン競馬場

レース概要・過去結果HISTORY

昨年の香港スプリントはカーインライジングがG1初制覇を飾った。(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

香港スプリント 競走条件・賞金HISTORY

香港スプリント(G1)
2025年12月14日 (日) 15:55[現地時間 2025年12月14日 (日) 14:55]
香港 シャティン競馬場
芝右1200m 3歳以上
負担重量:4歳以上=牡・セン馬 57kg、牝馬 55.5kg 3歳=牡・セン馬 57kg(同南半球産 53kg)、牝馬 55.5kg(同南半球産 51.5kg)

賞金総額:2800万香港ドル(約5億6000万円)
1着賞金:1568万香港ドル(約3億1360万円)
※1香港ドル=20円で換算

香港スプリント 歴史HISTORY

賞金総額は前年に続き200万香港ドル増加し、据え置かれていた1着賞金にはそのうち112万香港ドルが割り当てられた。為替動向も加味すると円建ての賞金総額は約1億円、1着賞金も5000万円ほど増加したことになる。総額3億6990万円、1着1億7000万円の高松宮記念とスプリンターズSを大きく上回る。

IFHA(国際競馬統括機関連盟)による2024年の「世界のトップ100G1レース」では59位タイ(レースレーティング117.50)。前年のランク外から89位タイ(同115.75)に上昇した日本のスプリンターズSよりも高い。

創設は1999年と香港国際競走の4レースで最も遅い。2年目の2000年にリステッドから国際G3、3年目の2001年に国際G2と格上げされ、4年目の2002年には早くも国際G1に昇格。それまでの直線1000mから2006年にコーナーのある1200mに舞台が変わり、これをもって1600m(香港マイル)、2000m(香港カップ)、そして2400m(香港ヴァーズ)と400m刻みのG1レースから成る香港国際競走の施行形態となった。

レースは創設当初から地元の香港勢が外国調教馬を圧倒しており、G1に昇格した2002年から2009年まで8連勝、2014年から2019年まで6連勝するなど、2024年までの23回で19勝を記録している。外国からの遠征馬は2010年のジェイジェイザジェットプレーン(南アフリカ)、2012年と2013年に連覇した日本のロードカナロア、2020年のダノンスマッシュの3頭で計4勝、G3およびG2時に連覇したファルヴェロン(豪州)と合わせても6勝に留まっている。

G1昇格後の連覇はロードカナロアの他にサイレントウィットネス(2003、2004年)、ミスタースタニング(2017、2018年)の計3頭。セイクリッドキングダム(2007年、2009年)とエアロヴェロシティ(2014年、2016年)も2勝している。なお、2013年にロードカナロアが2着馬につけた5馬身差は、このレースだけでなく香港国際競走の全レースにおける着差レコードでもある。

香港スプリント 過去レース結果(歴代優勝馬)HISTORY

レース日 調教国 馬名 性齢 騎手 調教師 タイム
2024年12月8日 香港香港 カーインライジング セ4 Z.パートン D.ヘイズ 1:08:15
2023年12月10日 香港香港 ラッキースワイネス セ5 Z.パートン K.マン 1:09:25
2022年12月11日 香港香港 ウェリントン セ6 R.ムーア R.ギブソン 1:08:76
2021年12月12日 香港香港 スカイフィールド セ5 B.シン C.ファウンズ 1:08:66
2020年12月13日 日本日本 ダノンスマッシュ 牡5 R.ムーア 安田隆行 1:08:45
2019年12月8日 香港香港 ビートザクロック セ6 J.モレイラ J.サイズ 1:08:12
2018年12月9日 香港香港 ミスタースタニング セ6 K.ティータン F.ロー 1:08:85
2017年12月10日 香港香港 ミスタースタニング セ5 N.ローウィラー J.サイズ 1:08:40
2016年12月11日 香港香港 エアロヴェロシティ セ8 Z.パートン P.オサリバン 1:08:80
2015年12月13日 香港香港 ペニアフォビア セ4 J.モレイラ A.クルーズ 1:08:74
2014年12月14日 香港香港 エアロヴェロシティ セ6 Z.パートン P.オサリバン 1:08:57
2013年12月8日 日本日本 ロードカナロア 牡5 岩田康誠 安田隆行 1:08:25
2012年12月9日 日本日本 ロードカナロア 牡4 岩田康誠 安田隆行 1:08:50
2011年12月11日 香港香港 ラッキーナイン セ4 B.プレブル C.ファウンズ 1:08:98
2010年12月12日 南アフリカ南アフリカ ジェイジェイザジェットプレーン セ6 P.ストライドム L.ホウダラキス 1:08:84
2009年12月13日 香港香港 セイクリッドキングダム セ6 B.プレブル R.イゥ 1:09:16
2008年12月14日 香港香港 インスピレイション セ5 D.ビードマン J.ムーア 1:08:68
2007年12月9日 香港香港 セイクリッドキングダム セ4 G.モッセ R.イゥ 1:08:40
2006年12月10日 香港香港 アブソリュートチャンピオン セ5 B.プレブル D.ホール 1:07:80
2005年12月11日 香港香港 ナチュラルブリッツ セ5 G.スコフィールド D.クルーズ 57:60
2004年12月12日 香港香港 サイレントウィットネス セ5 F.コーツィー A.クルーズ 56:80
2003年12月14日 香港香港 サイレントウィットネス セ4 F.コーツィー A.クルーズ 56:50
2002年12月15日 香港香港 オールスリルズトゥー セ5 G.モッセ D.ヘイズ 56:40

※G1昇格後の優勝馬について記載
※2005年まで直線1000m

香港スプリント 日本馬の過去成績HISTORY

馬名 着順 性齢 騎手 調教師
2024 サトノレーヴ 3 牡5 J.モレイラ 堀宣行
トウシンマカオ 9 牡5 菅原明良 高柳瑞樹
ルガル 11 牡4 西村淳也 杉山晴紀
2023 ジャスパークローネ 7 牡4 川田将雅 森秀行
マッドクール 8 牡4 C.デムーロ 池添学
2022 メイケイエール 5 牝4 J.マクドナルド 武英智
ナランフレグ 10 牡6 丸田恭介 宗像義忠
ジャンダルム 12 牡7 D.レーン 池江泰寿
レシステンシア 13 牝5 J.モレイラ 松下武士
2021 レシステンシア 2 牝4 C.スミヨン 松下武士
ダノンスマッシュ 8 牡6 川田将雅 安田隆行
ピクシーナイト 中止 牡3 福永祐一 音無秀孝
2020 ダノンスマッシュ 1 牡5 R.ムーア 安田隆行
タワーオブロンドン 13 牡5 W.ビュイック 藤沢和雄
2019 ダノンスマッシュ 8 牡4 L.デットーリ 安田隆行
2018 ファインニードル 8 牡5 川田将雅 高橋義忠
2017 レッツゴードンキ 6 牝5 岩田康誠 梅田智之
ワンスインナムーン 12 牝4 Z.パートン 斎藤誠
2016 ビッグアーサー 10 牡5 R.ムーア 藤岡健一
レッドファルクス 12 牡5 M.デムーロ 尾関知人
2015 ミッキーアイル 7 牡4 浜中俊 音無秀孝
ストレイトガール 9 牝6 戸崎圭太 藤原英昭
サクラゴスペル 12 牡7 Z.パートン 尾関知人
2014 ストレイトガール 3 牝5 岩田康誠 藤原英昭
スノードラゴン 8 牡6 大野拓弥 高木登
リトルゲルダ 14 牝5 M.デムーロ 鮫島一歩
2013 ロードカナロア 1 牡5 岩田康誠 安田隆行
2012 ロードカナロア 1 牡4 岩田康誠 安田隆行
カレンチャン 7 牝5 池添謙一 安田隆行
2011 カレンチャン 5 牝4 池添謙一 安田隆行
パドトロワ 14 牡4 安藤勝己 鮫島一歩
2009 ローレルゲレイロ 13 牡5 藤田伸二 昆貢
2008 ローレルゲレイロ 8 牡4 四位洋文 昆貢
トウショウカレッジ 9 牡6 池添謙一 池添兼雄
2006 シーイズトウショウ 10 牝6 池添謙一 鶴留明雄
メイショウボーラー 中止 牡5 福永祐一 白井寿昭
2005 アドマイヤマックス 11 牡6 上村洋行 橋田満
2004 サニングデール 7 牡5 福永祐一 瀬戸口勉
カルストンライトオ 14 牡6 大西直宏 大根田裕之
2002 ショウナンカンプ 10 牡4 藤田伸二 大久保洋吉
ビリーヴ 12 牝4 武豊 松元省一
2001 ダイタクヤマト 12 牡7 江田照男 石坂正
メジロダーリング 13 牝5 吉田豊 大久保洋吉
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