ドバイワールドカップ（G1）
2024年3月31日 (日) 01:35［現地時間 2024年3月30日 (土) 20:35］
UAE メイダン競馬場
ダート左2000m
負担重量：4歳以上＝牡・セン馬 57kg、牝馬 55kg　南半球産3歳＝牡・セン馬 54kg、牝馬52kg

賞金総額：1200万米ドル（約18億円）
1着賞金：696万米ドル（約10億4400万円）
※1米ドル＝150円で換算

賞金規模（総額1200万ドル、1着696万ドル）は従来と変わらず、1996年のレース創設以来となるドバイ最大のレースという位置づけも不動だが、この2023/2024シーズンからワールドカップーデーに至る前哨戦のプログラムが大きく変更された。

これまでは「ドバイワールドカップカーニバル」と銘打たれた開催が年明けの1月に開始されてきたが、今季から「ドバイレーシングカーニバル」の名称で11月に前倒し。3月上旬の「スーパーサタデー」からアルマクトゥームチャレンジラウンド3を1月に移し、ダート2000mから1900mに距離を短縮するとともに、レース名をアルマクトゥームチャレンジに改めた。

また、これまで2月に行われていた同ラウンド2を3月のスーパーサタデーに組み込んでG2アルマクトゥームクラシックへと改称。1月のアルマクトゥームチャレンジR1を廃止し、前哨戦を3レースから2レースに削減する一方、2月のサウジカップを補完的に利用する形となっている。

1996年の記念すべき第1回は北米の歴代賞金王（当時）となるシガーがソウルオブザマターとの一騎打ちを制したが、シガーの招へいに成功し、結果も伴ったことがイベントの権威づけと発展の礎になったと評されている。2年後の1998年にはG1の格付けを受け、それ以降は2009年までアメリカ勢が7勝、地元のUAE勢が5勝とほぼ互角の関係だった。

しかし、2010年にメイダン競馬場が開場し、ダートからオールウェザー（AW）コースに変更になると、2014年にはダートの本場・アメリカからの遠征が途絶える事態になるなど、2015年からはダートを再導入した。

なお、第2回の1997年は現地の大雨により当初の3月29日から4月3日に開催が順延され、2020年は新型コロナウイルスの世界的流行によりアンダーカードを含む開催そのものが中止となった。

日本調教馬は1996年の第1回からライブリマウントが参戦。長らく苦戦が続いたものの、AW施行の2011年にヴィクトワールピサが初制覇し、2着のトランセンドと共にワンツーフィニッシュを飾った。そして、ダート施行では2023年にウシュバテソーロが待望の初優勝。2001年のトゥザヴィクトリー、2021年のチュウワウィザードも2着に善戦している。

※2009年までナドアルシバ競馬場で開催
※2010年～2014年はオールウェザー2000mで施行
※馬齢は現地主催者発表（南半球齢で表記）のものを記載しております。